あわす顔がない ページ10
坂田side
懲りもせずに、Aの血……と呟くluzくん
どうしても若い女の子がいいらしい
そらるさんの願望は叶いそうにない
A「じゃあ帰ろっか」
おもむろにそう言い出したAちゃん
luzくんのことはガン無視だ
いや、今はそれどころじゃない
Aちゃんは今、俺らに向かって帰ろうかと言った
nqrseくんや魔物たちにじゃない
俺たちに向けて、だ
坂田「帰ろっかって……魔王城に？」
A「そうだよ？」
まふまふ「僕らも一緒に？」
A「……嫌じゃなければ」
うらた「むしろ俺らも一緒でいいの？」
nqrse「いいよいいよ。行く場所もないじゃん」
お菓子に手を伸ばしながらそう断言したnqrseくん
含みのある笑い方をしてるから大方知ってるんだろう
町を飛び出したことも
魔王を倒しに来たことも……
さすがに自分らのボスを連れ出した奴のことは探ってんだ
探っててなお
再び招き入れるってことは……
危険性がないってこと？！
nqrse「あー……それもあるけど、1番はAの友達だから」
ニコリと笑い、そう言ったnqrseくん
魔法かなにかで心の中を読まれたのかと思ったけど
どうやらわかりやすく顔にでていたらしい
恥ずかしい……
まふまふ「友達って…僕ら人間ですけど……？」
nqrse「うん。知ってるよ。でもAの友達でしょ？」
まふまふ「Aさんも友達だと思ってくれてるなら友達です」
そらる「なんでお前はいつもそう悲観的なんだよ」
まふまふ「え？だって……！僕が一方的に友達って思ってるだけかもしれないじゃないですか？！僕はAさんのこと好きですけど、Aさんは僕のことを好きじゃないかもしれないじゃないですか？！」
luz「え？なに？Aのこと好きなん？許さんよ？そんなん」
そらる「友達としてだろ？」
luz「あ、そうなん？ならええわ」
nqrse「もういい？話戻すよ？」
可愛い見た目からは想像もつかないくらい低い声でそういうnqrseくん
痺れをきらしたのかと思ったけど
どうやらAちゃんが暇しだしたからのようだ
できる部下。といったところだろうか
nqrse「別に友達が人間だろうと魔物だろうと気にしないよ。実際に君たちだって気にしてないでしょ？」
うらたさんとまふをチラリと見てそう言った
まぁ、確かに気にしてない
nqrse「だからいいの。大魔王も待ってるからおいで？」
………それはちょっと怖いかも
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三歩止 - しずかさん» ありがとうございます！嬉しいです！もうすぐ続編に行くので読んで下さると光栄です！ (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
しずか - このお話、私のタイプどストライクです!!魔王の性格とか私の求めていたものです!!愛読させていただきます。 (2019年8月23日 17時) (レス) id: ef7732b81a (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - フランさん» そう言って貰えると嬉しいです！新作は特に言うこともなかったので1番最後に付け足してみました……！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - さくさん» ありがとうございます！時間見つけ次第更新していきたいと思います！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - この作品面白くて凄く好きです……！後新作の報告とかを1ページ使わずに下にちょこんと乗せている所も好きです() (2019年7月12日 0時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年2月27日 18時
