彼は吸血鬼……？ ページ11
まふまふside
nqrse「大丈夫だから。早く来なよ」
そう言って丸っこい手で、手招きをするのは笑顔のnqrseくん
そんな彼に対し、僕らは顔が引きつっていた
場所は魔王城前
居酒屋からワープしてきた。
そう。ワープ。
なにが起こったのかよく理解はしてないけど
Aさんの一声でnqrseくんが魔法を使ったのはわかる
はっきり言って、自分で一歩も動かずに戻ってこれたのは嬉しい
けど、けどけど。
大魔王が待ってるって聞いたから
どうにも僕らは足が進まないんだ
だって大魔王が待ってるんだよ？
娘であるAさんが家出したと思って泣いてた大魔王がだよ？
これはもう覚悟を決めないといけないよね？
まだ死にたくないけど……
luz「入らないん？」
まふまふ「は、はいるよ？ただ心の準備が……ね？」
そう言うと横にいたluzくんは
「へぇ。人間って大変やね」なんて言い出した
人間も魔物も変わりないと思うけど……
まぁ、そういうことにしておこう
luz「あ、そや。あの2人も帰ってきたよ」
A「え、ほんと？なるちゃん」
nqrse「うん。ほんと」
luz「え……ちょっと……」
悲しげに肩を落としたluzくん
つい、そういう日もあるよね。的な感じで
肩にポンッと手を置くと
なんかすごいキラキラした目で見られた……
………まさか血、狙われてないよね？
もう。そらるさんが余計な提案したせいだ……
これについては、luzくんが信念(若い女の子)を諦めない限りは大丈夫なはず……
nqrse「2人とも待ちくたびれてるかもよ？」
A「えー……お説教されるじゃん……」
なんて言いながらも、Aさんはどこか嬉しそうだ
久しぶりに会うのかな？
嬉しそうに笑う顔からそう感じた
そうなるとAさんも早く中へ入りたいわけで
催促する人が2人になるわけだ
A「はい。もう心の準備終わったね！入ろう！」
にこやかにそう言ってるけど
有無を言わせない威圧を感じる……
そういうの、よくないとおもうなぁ……
なんて、思ってるだけじゃ伝わるはずもなく
覚悟を決めたように
そらるさんとうらたさんが動き出した
luz「ほらほら！まふもはやく！」
まふまふ「あ、えぇ？」
luzくんはそう言うと
僕の腕を掴み、走り出した
尻尾が見えたのは気のせいだ……
こうして僕らは魔王城に
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三歩止 - しずかさん» ありがとうございます！嬉しいです！もうすぐ続編に行くので読んで下さると光栄です！ (2019年8月28日 22時) (
レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
しずか - このお話、私のタイプどストライクです!!魔王の性格とか私の求めていたものです!!愛読させていただきます。 (2019年8月23日 17時) (レス) id: ef7732b81a (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - フランさん» そう言って貰えると嬉しいです！新作は特に言うこともなかったので1番最後に付け足してみました……！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - さくさん» ありがとうございます！時間見つけ次第更新していきたいと思います！ (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - この作品面白くて凄く好きです……！後新作の報告とかを1ページ使わずに下にちょこんと乗せている所も好きです() (2019年7月12日 0時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年2月27日 18時
