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王子は魔王とは違いました ページ31

センラside


まったく、魔王の面前だっていうのに好き勝手に……

いや、別にセンラは嫌いなわけではないですよ?

ニンゲンのこと。もちろん志麻くんのことも。

ただね、これ以上カンドーの再会ってやつを続けると

Aちゃんが口をはさみかねないんですよ

大事な話し合いをしないといけないっていうのに……


ちらりと横目で玉座に座る彼女を見ると

足を組んだ姿勢を保ったまま、うずうずしていた

飛び込み参加しかねない……




センラ「……まったく………本題に入っていいですか?行方不明だった友人を再会させようって魂胆やないんですよ。今回の件は。」




そこんとこ、察してますよね?と長い袖で口元を隠し、目を細め言うと

おうじさんがごくりと喉を鳴らした



A「センラくん……どうしてあなたが知ってるのかしら」


センラ「貴女の考えてることなんて手に取るようにわかりますよ」


A「きしょ」


センラ「静かに」




緊張してるおうじさんをよそに

いつものような会話を小声でするセンラ達

変に緊張させてんのは申し訳ないけど、

どうせすぐにこの魔王は打ち解けようとするかんな……

最初ぐらい威厳みせとかんとな……




センラ「nqrseくん、お願いします」




暇してたnqrseくんに声をかけると

待っていました!とばかりに縄をかけたニンゲンの男を中央に放り出した

男は、余程手荒い目にあったのか、気絶している

まぁ侵入者ですし、生きてさえいればいいってお願いしましたし

やっぱnqrseくんに頼んでおいて正解でしたね

志麻くんに頼んだら手加減できないし、luzくんなんて一人でさっさと帰ってきちゃったし……




そらる「だれ?」


まふまふ「なんで後ろ手で縛られてるんですか?」


坂田「めっちゃボロボロやし……」


センラ「こっちからすると侵入者やけど、君たち…特におうじさんにとっては……刺客……ですかね」


志麻「お、そや。96猫、ケガしてないか?」


「え?別に……してないけど……」


志麻「そうか。ならよかったわ」


「え、待って……どういうこと……?刺客って……」


うらた「天ちゃん……」




動揺するおうじさん

だけど、それは声だけ。

もっと青ざめるかな、とか絶望するかな、とか思いましたけど……

どうやら彼は自分の立場をよく理解しているようだ




A「ねぇ、守ってあげましょうか?王子様」

獣人でした→←よぉわからん。



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三歩止 - しずかさん» ありがとうございます!嬉しいです!もうすぐ続編に行くので読んで下さると光栄です! (2019年8月28日 22時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
しずか - このお話、私のタイプどストライクです!!魔王の性格とか私の求めていたものです!!愛読させていただきます。 (2019年8月23日 17時) (レス) id: ef7732b81a (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - フランさん» そう言って貰えると嬉しいです!新作は特に言うこともなかったので1番最後に付け足してみました……! (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - さくさん» ありがとうございます!時間見つけ次第更新していきたいと思います! (2019年7月15日 19時) (レス) id: 7b39290272 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - この作品面白くて凄く好きです……!後新作の報告とかを1ページ使わずに下にちょこんと乗せている所も好きです() (2019年7月12日 0時) (レス) id: 24d7937625 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:武蔵野 三歩止(ムサシノ ミホト) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年2月27日 18時

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