▼ヤンキー が あらわれた! ページ4
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「どどどどどーしましょう……」
「ううむ……」
私もゆりさんも女だからそうゆう勇気は殆ど無い。
「ゆりさん、ああゆう人接客したことないんですか?」
「残念ながらね。ここそうゆう人あんま入店してこないし、
万が一入店してきてもバイトリーダーの亀山くんが変わってくれたから……」
「あれ、ゆりさんがバイトリーダーじゃないんですか?」
「違うわよ、私あんまりシフト入れないからいくら最年長だからってないわよ
って、それどころじゃない、もうこうなったら……」
ゆりさんと私は決意を決めて強くうなづいた。
「ジャーンケーンぽい!」
ゆりさん:パー
私:グー
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「頑張って!くれぐれもミスって怒らして壁ドンされないようにね!」
小声でそんな事言うけど全くアドバイスにならないし、何のラブコメ???
そんなこんなで取り敢えずトレーにお水とおしぼりお1人様用を持っていざ出陣。
いつものように接するのよ、私!
「いらっしゃいませ」←(CLEAR!)
そうそう!まずその一言!
私はできるだけ静かにコップとおしぼりを置いた。(←CLEAR!)
「ご注文決まりましたらまたお呼び……」「ブラック、1つ。」
「は、はい!」
おっと……ここで少しハプニングが起こったが当然異常なし。
そそくさ私はキッチン(安全地帯)まで行った。
「ブラックコーヒー、ひとつー」
「りょーかい!」
業務を終え、私は真っ先にゆりさんのいるホール裏まで行った。
「良くやった、良くやった!偉いぞ!」
「ありがとうございます!」
ゆりさんに頭を撫でられる。
まるで小学生みたいに。
「ふう……あ、ちょうど5時だ。」
「……え、まじ?」
「はい♥」
私は従業員全員に挨拶してからロッカー室まで直行した。
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作者名:カオモジ* | 作成日時:2016年2月16日 19時