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19,雪と桜    審神者 ページ29

「うーん‥‥」

知らない天井だ‥‥
確か私、研修終わって政府の人達に無理矢理元ブラック本丸に入れられて‥‥


「っ!そうじゃん!ここ元ブラック本丸じゃん!?」


あれ?私何で寝てるんだ?
奇襲とかされたっけ?
なんか嫌なコトを思い出したような‥‥?

ってかメッチャ外くっら!?
今、何時だろう?


「スマホどこだ?

もう少しで3時!!?え、深夜の!?」


いったいこんな時間まで寝てるって本当に何があったんだ?来た時大体夕方の6時くらいだったハズなのにな‥‥

こんのすけに聞けば

って流石にこの時間だと寝てるかな?
妖精さんを今から探して聞くのも悪いし‥‥


「朝聞こうかな‥‥」


布団にもう一度潜り込もうとしたら
白という方が納得出来るくらい淡い桃色の物がヒラヒラと窓から入り込んできた


「これは‥‥桜?」


この本丸の安全な所を探しながら軽く見てたけれど
桜が咲いているどころか花が咲いている場所は全く無かった

それにこれが誉桜だったとしても色が薄すぎるし
近くに刀剣の皆様方がいるとは考えにくいし‥‥


「寝るのに微妙な時間だし、ちょっとだけなら大丈夫かな?」


気分転換にちょっと探しに行こうかな‥‥
念のために気配を消す結界を張って、
直ぐに結界張れるようにして

‥‥いきなり私が此処から消えたら警戒されるだろうから身代り作っておけばいいかな?

ちょっと近場探索がてら散歩するだけだから大丈夫‥‥のはず
桜を見つけたら直ぐに部屋に撤退するし!


「って、あれ?」


そーっと離れから出てみると
離れの後ろの少し遠くに先程窓から入り込んだ花弁が生き物のように揺れている場所を見つけた

来た時桜なんて見えたっけ?
そんなことを考えながら桜の咲いている場所に向かって歩き始めた







たどり着いたそこには



月の光を浴びる桜と
時折何かを斬るような動きをしながら
雪のように儚く舞う人が居た

まるでその人自身が純白の雪であるかのように、周りに負けないくらい美しく咲く一輪の華のように‥‥


「綺麗‥‥」


どのくらい時間が経ったのかわからない
しばらくしてからその人は舞を止めていた


『やっぱり審神者でない僕だと少しずつしか浄化出来ないな‥‥
あー!もう!縁じゃないから斬るの面倒くさいな!纏わり付いた穢れだけ斬るのなかなかしんどい‥‥
敵みたいに穢れと一緒に斬れたら楽だったのに‥‥

で、そこにいるのはダレ?』


「っ!?」


国「見つけたぞ、雪」

20,睡眠→←18,再計画



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夜跳黒兎(プロフ) - 凛音さん» 応援ありがとうございます!!書く時の励みになります!これからも精一杯頑張ります!! (9月28日 19時) (レス) id: 3f31564b5a (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - 続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (9月24日 16時) (レス) @page40 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
夜跳黒兎(プロフ) - 深夜さん» 教えて頂きありがとうございます! (2022年7月6日 11時) (レス) id: 0ad898aa95 (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - 五虎隊→五虎退 (2022年7月5日 21時) (レス) @page5 id: 19b009e4f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜跳黒兎 | 作成日時:2022年5月7日 22時

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