13,意志 審神者 ページ22
こ「その、落ち着きましたか?」
「ハイ、ダイブ落ち着きました…」
情けないコトに10分くらい泣き続けてしまった……
泣いていても何も解決なんてしないのに……
こ「それでは、審神者様…いえ、A様。単刀直入に聞きます…A様はこれからどうしたいのですか?」
「っえ、?」
落ち着いたところでこんのすけが問いかけてきた。妖精さんも心なしか少し離れて正座をしていた。
こ「無理やりこの本丸に入れられたのですから戻りたいという思いが少なからずあるはずです。本来あなた様は初期刀を持って新しい本丸に行くハズでしたので…
あなた様が戻りたいと願うのであれば、こんのすけ達はその意志を尊重して手助けをさせていただきます。
A様はどうしたいですか?」
確かに私は無理矢理拉致されてこの本丸に投げ込まれた。
刀剣達にあう前にこの問いを掛けられたら直ぐに戻りたいと言っていたのかもしれない。
でも
「私は」
「刀剣達が審神者を求めていなくても、せめて手入れはしたいです。というか、させて下さい!!」
偽善でも何でも良い。
とりあえず手入れをさせてほしい!!!
傷ついているのを見ると何だかこっちも苦しいし、本当に優しい神様なのは十分知ってるから無碍に扱われて本当に悲しい!!!
前任マジでタヒね!!魂ごと消滅されちまえ!!
もう人間に仕えたいと望んでいないなら
刀解とかも受け付けるからとりあえず手入れだけはさせてほしい!
とにかく
手入れだけは
受けて頂きたいです……
もう、語彙力は溶けたよ……
これしか言えない……
こ「…………とのことですよ、山姥切国広様」
国「…………」スッ
「、ぇ!?」
こんのすけがふすまに声を掛けたと思ったら其処にはいつの間にか山姥切国広が立っていた。
え、いつからいたんですか!??!?
というか、どうやって結界に入って来たんですか!?
こ「A様が泣いている時に少しだけ結界が歪んだので、その時に入って来ましたよ?特に妖精様が慌てなかったので敵意は無いとわかっていましたから、何か話したいコトがあるのは明確でしたので。」
?「(`・ω・´)」コクコク
「え、何で考えてる事わかるの?」
こ「声にでていましたよ」
「マジかハッッッズ」
国「……話してもいいか?」
「あっ、ごめんなさい!完全に存在空気にしてしまって申し訳ないです!ちょっと腹切って詫びますね!」※彼女は現在混乱中です
?「!?(゚Д゚)」
国「いや、やらないで良い!!」
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夜跳黒兎(プロフ) - 凛音さん» 応援ありがとうございます!!書く時の励みになります!これからも精一杯頑張ります!! (9月28日 19時) (レス) id: 3f31564b5a (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - 続きがめっちゃ気になります!頑張ってください! (9月24日 16時) (レス) @page40 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
夜跳黒兎(プロフ) - 深夜さん» 教えて頂きありがとうございます! (2022年7月6日 11時) (レス) id: 0ad898aa95 (このIDを非表示/違反報告)
深夜 - 五虎隊→五虎退 (2022年7月5日 21時) (レス) @page5 id: 19b009e4f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜跳黒兎 | 作成日時:2022年5月7日 22時