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ろくわ ページ7

『と、いうことで




誰かうちの猫を一時的に預かってくれませんか』




烏野高校の体育館ににゃあという声と悲鳴が響き渡りました。





「なっななななっねっ猫を学校に連れてくるんじゃありません‼」




慌てふためいて澤村さんが言います。




リアに怖がって山口君なんか月島君にぴったりくっついています。




『私の家は誰も居なくなるので、誰かにお願いしたいのですが』




それと許可も貰っています、と付け足すと少しホッとしたようですが




それでも難しい顔のままです。




「いや〜でも可愛いべ‼よしよし〜」




「……」




菅原さんと月島君はリアが大丈夫なようです。




少しすると皆さんよってきてリアを撫で始めました。




「結構可愛いな〜」




「めっちゃこっち見てくる…可愛い〜」




「でも誰も居なくなる?お母さんとかは?」




あれ?と全員でこちらを見てきます。




『両親は他界しています。弟も合宿で居ません』




そう書くと途端に空気が凍ります。




「っご、ごめん‼変な事聞いて…」




すぐに菅原さんが言いますが、何がでしょうか。




『別に両親が居なくても生活できるので困りはしませんが』




皆さん安堵したように見えます。




「あ、で、猫どうする?誰か預かれるか?」




西谷さんが言いますが皆さんう〜んと唸ります。





「うちは猫ダメなんだよな……」




「え、何。みんな無理そうなのかよ?」




「いっそのこと合宿連れてく?」




おお、と歓声が上がりましたが、




『リアは環境が変わると具合が悪くなるので…』




メモを見せると明らかに落胆する部員達。




「何か良い方法は…」




と、ガラッと扉が開きました。




「おはようございま…ってえ⁉猫⁉」




入って来たのは顧問の武田先生でした。





案の定リアを見てびっくりしたようです。




『先生落ち着いてください。校長には許可をいただいています』




「あ、そ、そうですか…じゃなくて‼」




「先生、実は…」




澤村さんが説明します。




その間もリアは皆さんに撫でられています。




「……という事で…」




「う〜ん、そうですね…」




あっ!と何か思いついたように顔を輝かせる武田先生。









「良いところがありますよ‼」

ななわ→←ごわ



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(プロフ) - 夜巾恵美さん» うわああああ!ありがとうございます!更新頑張らせていただきますね! (2016年11月7日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
夜巾恵美 - 面白いです!!更新待ってます! (2016年11月7日 18時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - クロムさん» ごめんなさい!これから直して行きますね! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まりんさん» ご意見ありがとうございます!そうですよね…反省します。今度から少なくするよう努力します!これからもよろしくお願いします! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年10月1日 17時

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