【ハイキュー】包帯少女のバレー部日和

よんじゅうわ ページ44

「………？」




「…………？」





『…あの、思考停止しないでもらってもいいですか。



















中学2年の問題なので頑張って下さい』






これは由々しき事態なのでは…。





部活の後に集められたと思ったら、この間の合宿の小テストが戻ってきたんです。






私は100点でした。自慢にもなりませんけど。





そしたら日向くんと影山くんが…まあ…酷い点数で。





流石にこれはダメだと考えた澤村さんと菅原さんに頼まれ、居残り補習を手伝っています。












が。













『日向くん、ここはさっき教えた公式です。この3を二乗するんですよ』





不安気な日向くんは衝撃発言。






「二乗ってアレだよな。3×2だよな？」





くらっとします。





この子、どうやって此処に入ったんだろうか。





「……？意味分かんねえ」





『文法より先に英単語を覚えた方がいいですね。そうじゃないと訳せません。





このページを見ながら埋めてみて下さい』





ノートのページにささっと覚えてもらわなければならない英単語を書いてあげます。





それと睨めっこしながら調べ始める影山くん。





そしてこちらも衝撃発言。







「……A、辞書の引き方分かんねえ」





…頭が痛い。






何故此処に受かったのか疑問です。何かの事故でしょうか。






取り敢えず出来るところまで出来ないと、と思い気合を入れ直して教えます。
































『今日はここまでにしましょうか。





あまり一気に詰め込みすぎると逆に覚えられませんから。





お疲れ様です。明日もやりましょう』





ぐてーっとしている二人にメモを渡して部室を出ます。





死にそうな声で「…お、お疲れ…ありがとう…」と聞こえました。






…だ、大丈夫でしょうか。心配なんですけど…。





しかし私にもやることはあるので帰らせて頂きます。





もっと分かりやすい説明をしなければいけません。





対策を考えなければ。





色々と考えながら歩きます。





明日は英語と古典…あ、学校の宿題もありました。





帰ってからやることがいっぱいですね。












頑張りましょう。

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