よんわ ページ5
「ずっと前から王子のこと……っ好きでした!!付きあって下さい!!」
『ありがとうございます。でも私は女ですし、貴方は可愛いのでもっと良い相手が見つかるはずです。
申し訳ないのですが、御断りさせていただきます。
でも私は態度を変えたりなんかはしないので、気軽に声をかけて下さいね』
そう書いたメモを見せると涙目になりながらも笑ってくれました。
それから部活頑張って下さいね、と言ってその子は走っていきました。
すると後ろから感じる視線。
振り返ると田中先輩と西谷先輩がこっちをガン見していました。
『何ですか。練習始まりますよ?』
「おいおいおいおいAちゃんよぉ、チョットこっちこいよ…」
何で怒っているのかさっぱり分かりませんが取り敢えず近づいてみます。
すると二人に肩を掴まれます。
「何でお前女なのに女子から告白されるんだよっ!?」
『さあ、気づいたら女子が私に好意を寄せているので』
「っかーーっ!その言い方ムカつく!!」
西谷先輩が頭を乱暴にガシガシと撫でてくる。多分嫌がらせでしょう。
案の定、私の髪はボサボサになりました。
「モテない俺らにも恵みをーーっ!!」
「ヤメろ龍っ虚しくなってくるだろっ!!」
そこでふと気になったことができました。
『あの、お二人ってカッコいいのに何でモテないんですか?』
すると二人がピシッと同時に固まります。
「お、静かになったなー。何だー?」
菅原先輩がひょいっと私の肩から顔をだす。
メモを見ると「あー…」と苦笑い。
『?どういうことですか？』
「ほら、こいつらって女子にカッコいいとか言われないからさ、照れてるんだよ」
見れば真っ赤な顔を隠すようにしている二人の姿がありました。
「…ぉ、おう……」
「じょじょ女子からかっこいいなんて…」
結構重症のようです。
そこまでか?と思って菅原先輩を見ると笑顔で
「まーAみたいな可愛い女子に言われたら尚更だべ!!」
と言われましたが、私顔ほぼ隠れてますよ。
結局その後の練習もあまり調子が乗らないお二人でした。
ーーーーーーー
「えー、A俺は?俺はかっこいい?」
『カッコいいですよ。バレーしてる時もそうじゃない時も』
「よっしゃーっ!!」
((完全に日向を手なづけている…))
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狼(プロフ) - 夜巾恵美さん» うわああああ！ありがとうございます！更新頑張らせていただきますね！ (2016年11月7日 18時) (
レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
夜巾恵美 - 面白いです！！更新待ってます！ (2016年11月7日 18時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - クロムさん» ごめんなさい！これから直して行きますね！ (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます！頑張らせていただきます！ (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - まりんさん» ご意見ありがとうございます！そうですよね…反省します。今度から少なくするよう努力します！これからもよろしくお願いします！ (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狼 | 作成日時：2015年10月1日 17時
