検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:207,805 hit

さんじゅうろくわ ページ39

「あ、あのっ王子!」





午前最後の授業が終わり、いつも通り女子からの誘いを断って屋上に行こうとします。






しかし今日は引き止められてしまいました。






『何でしょうか。急ぎの用事でなければ行くところがあるので』






そう言うと前髪で顔を隠した女子は頬を赤く染め言います。







「え、えっと、その、校門の前に、王子に用があるっていう、北川第一の生徒さんが」






そこまで言ってやつだと分かるとメモを渡します。





『すいません、知り合いです。教えてくれてありがとうございます。






後、あなた顔可愛いんですから前髪あげた方が良いと思いますよ』






前髪をサッと上げて目を合わせます。





とても綺麗な丸い目はぱちくりとした後パッと赤くなって離れます。







…デリカシーのないことをしてしまいました。






『すいません』それだけ書いて校門へ向かいます。





怖がらせてしまいました。ただでさえ包帯を巻いているというのに。




































「…やっときた」




『ごめん。どうしたの』





不機嫌そうに壁に凭れかかる犀樹。






要件を聞くと








「俺とA、学校で噂になってるんだけど。なんて言えばいいいのあれ」






そう言えば私は包帯を巻いているので分からないけど、犀樹はばっちり顔がバレてるんだった。







『それは家で考えよう。とりあえず親戚って言っておいて。





問い詰められたら言わないでって言われてるって言って。お願い』






「…りょーかい、じゃあ」





そう言ってくるりと踵を返す。





それを見届けて私も学校に戻る。




































「………」




























『すいません。遅れました』





屋上に登るともう皆さん揃っていました。






「あっ!A!遅かったから食べちゃった!」






えへへと笑う日向くん。






『いえ、大丈夫ですよ。遅れた私が悪いので』






そう言ってお弁当を広げます。





お昼休み、間に合うでしょうか…。
















____________

おまけ



(お、王子に可愛いって言われた…!)




(マジで!?てか王子と話せたの!?)




(いいな〜羨ましい!)




王子に怒られるので喧嘩はしないファンの方々。

さんじゅうななわ→←おやすみ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
266人がお気に入り
設定タグ:HQ , ハイキュー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 夜巾恵美さん» うわああああ!ありがとうございます!更新頑張らせていただきますね! (2016年11月7日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
夜巾恵美 - 面白いです!!更新待ってます! (2016年11月7日 18時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - クロムさん» ごめんなさい!これから直して行きますね! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - まりんさん» ご意見ありがとうございます!そうですよね…反省します。今度から少なくするよう努力します!これからもよろしくお願いします! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2015年10月1日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。