さんわ ページ4
ー昼休みー
「あのっ王子っ…一緒にお昼食べて貰えますか!」
休み時間になったところでクラスの女子からそんなお誘いがありました。
その後ろにも女の子が並んでいますが、まあ断ります。先に入っているので。
『すいません。昼食はバレー部員の方と食べるので。また今度誘ってくださいね』
その後すぐに逃げないと捕まってしまうので早足で屋上へ。
ギイイィと音を立てて開くドア。
「おっAー!!」
ドアの向こうでは日向君が笑顔で迎えてくれました。
影山君はもう既にお弁当を食べています。
月島君はこっちを一瞥してから自分の隣をぽんぽんしています。来いってことでしょうか。
山口君も笑顔で「早く座りなよー」と言ってくれます。
月島君の方に行こうとすると影山君に袖を掴まれる。
『何でしょう、影山君』
「……その…ぉ…俺の隣じゃダメかよ…」
え?ときょとんとしてしまいます。
影山君がそんな可愛いことを言うとは…人は見かけによらないですね。←
『いいですよ、隣にお邪魔してもよければ』
「…!!じゃあ…」
「ちょっと王様、何してんの」
すると横から手が伸びてきて私の腕を掴みました。
声からして多分月島君ですね。
「Aはいつもこっちなんだからいいデショ、場所変えなくて」
なんだかイライラしている様ですが…どうしたんでしょうか?
「…っいいだろ1日くらい。寺田…さんもいいって言ってるし」
チラリとこちらを伺う影山君。いいよな?と言う確認の目線です。
『まあ、今日くらいは影山君の隣で食べようと思います。いつも月島君の隣なので』
「っ……好きにすれば」
ストンと前の場所に戻りパンを食べ始める月島君。
山口君が戸惑いながらこっちを見ますが、私にも何がなんだか…。
私の隣で勝ち誇ったような顔を日向君に向ける影山君くらいしか知らないのでは…。
結局何も分からないままお昼休みは終わりました。
ー帰り道ー
「…A」
「?」
「今度からお昼は絶対僕の隣ね」
『何でですか?』
「……何でも。分かった?」
『…わかりました。そうしますね』
(ツッキーが寺田さん取られただけで機嫌悪くするなんて…!!)
山口君がそんなことを思っているとは知りませんでしたけど。
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狼(プロフ) - 夜巾恵美さん» うわああああ!ありがとうございます!更新頑張らせていただきますね! (2016年11月7日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
夜巾恵美 - 面白いです!!更新待ってます! (2016年11月7日 18時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - クロムさん» ごめんなさい!これから直して行きますね! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - まりんさん» ご意見ありがとうございます!そうですよね…反省します。今度から少なくするよう努力します!これからもよろしくお願いします! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狼 | 作成日時:2015年10月1日 17時