【ハイキュー】包帯少女のバレー部日和

にじゅうはちわ ページ30

また迷子らしいです。






昨日何事もなく普通に就寝して起き、(マネージャーさんに包帯を取られそうになりながら)着替えて厨房に行くと烏野の皆さんが慌てていました。






どうしたのかと聞くと朝に走りに行った日向君と影山くんが帰ってこないそうです。





なので今探しに行っています。





多分一番足が速いからですかね。






…？





何処からか声が聞こえてきます。






多分影山くん達ですかね。






走るスピードを上げて声の元へ。




























「うっ…ひっく……お母さぁん……」





迷子でした。






迷子の人を探して迷子の子に遭遇するとは…。






でも今の自分で話しかけたらもっと泣かれるでしょう。






なんてったって今ミイラ状態ですから。






悩んだ挙句、放っておけないので助っ人を呼びました。











































「で、呼ばれたのが俺、と」





『すいません。でも放っておけないので…






お願いできますか縁下さん』





そう、烏野で2年のまとめ役、縁下さんに来て貰いました。






優しいですし安心して任せられるので。






「分かった。でもその代わりにちゃんとアホコンビを連れて帰ってきてね？」





少し意地悪そうに言う縁下さん。






『ええ、勿論です。ではお願いします』






縁下さんと別れます。









しかし、直ぐに見つかりました。






言い争いをしている二人が見えます。






そっと後ろから近づいて肩を叩きます。






「ヒョエッ」





「…？……！？





寺……A」






名前で呼んでくれる影山くんに日向くんが更に変な声を出します。






「か、影山が、人のこと下の名前で呼んでる！」






いつからいつからと迫る日向くんの首根っこを捕まえます。そろっと怒りますよ。





『日向くん、影山くん。





朝練が始まります。実際こんなところで話している時間はないんです。






























今直ぐ体育館へ向かって下さい。制限時間は十分』















日向はその時のAの顔は恐ろしかったと後に語る。





＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


(ハッ…ハッ……すい、ませ……遅れ、ました…)




(12分でしたか。少し遅かったですね)









(((何でAは息切れてないんだ！？)))

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