にじゅうよんわ ページ26
夕食で一悶着ありましたが(誰が私とご飯を食べるかとか練習のアドバイスが欲しいとか)何とか夕食を終えて体育館の点検に向かいます。
お風呂の時間、マネージャーさん達に包帯を取られない様にしなければ…。
__でも、その後にする事があります。
手元にあるペンをクルクルと回して考えます。
このペンの持ち主は誰か、ということです。
私の周りには日向君、月島君、菅原さん、影山君、リエーフ君がいました。
でも誰も心当たりがないそうなんです。
一体誰のなんでしょうか…?
無くなったと知って探していたら申し訳ないので早く返してあげたいのですが。
キュ
タンッ
第三体育から音が聞こえてきます。
誰か残っているんでしょうか?
日向君とか____「木兎さんッ」
「うおっしゃあッ!!」
バンッ
体育館の扉を開けると同時に木兎さんのスパイクが目の前を通ります。
『居残り練習をしていたのは木兎さんと赤葦さんでしたか』
丁度持っていたお茶を差し出すと二人とも嬉しそうに駆け寄ってきます。
「おーうA!どうだった!?」
『流石全国で五本の指に入るスパイカーですね。凄かったです。
かっこ良かったですよ』
へへーっと照れ始めます。
「………Aさん、お茶ありがとうございます」
『いえ、お気になさらず。
赤葦さんもかっこ良かったですよ。
とても綺麗でしたし、あんなに正確にあげられるなんて』
驚いた後照れながら「…あり、がとう」と言ってくれました。
あ
『あの、お二人とも。
このペンに見覚えはありませんか?』
ん〜…と少し考えこんでそれからあっと声をあげます。
「それ、木葉も持ってた気がすんだよなー」
「木兎さん、本当なんですか?」
木兎さんの記憶力を信用していないのか問いかける赤葦さん。
木兎さんはムッとして言います。
「本当だって!じゃあ木葉に聞けば早いだろ?」
ひょいと木兎さんに抱き上げられます。
え
「捕まっとけよ〜」
言ったが最後、走りだします。
赤葦さんの制止する声がどんどん遠ざかって行きます。
…これは、今日も寝れなさそうです。
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狼(プロフ) - 夜巾恵美さん» うわああああ!ありがとうございます!更新頑張らせていただきますね! (2016年11月7日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
夜巾恵美 - 面白いです!!更新待ってます! (2016年11月7日 18時) (レス) id: c36e1fb932 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - クロムさん» ごめんなさい!これから直して行きますね! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - ウイさん» ありがとうございます!頑張らせていただきます! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
狼(プロフ) - まりんさん» ご意見ありがとうございます!そうですよね…反省します。今度から少なくするよう努力します!これからもよろしくお願いします! (2016年11月5日 18時) (レス) id: 487fc714f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狼 | 作成日時:2015年10月1日 17時