貴方と私のサンタさん ページ21
貴方side
浅「そろそろ寝たかな」
『もう11時半だし今頃ぐっすりだと思うわ』
浅「よし。じゃあ早速決行しますか」
『バレないようにね、サンタさん』
24日の深夜
全国のサンタさん達が動き出す時間帯
それは我が浅沼家も例外ではなく、今まさに年に1度現れるサンタさんの大仕事が行われようとしていた
もちろんうちのサンタさんも赤い服に赤い帽子、そして白くて長い髭がバッチリ決まっている
浅「そーっと開けるぞ」
カチャ
『あら、珍しく灯りがつけっぱなしだわ』
いつもなら真っ暗にして寝ているはずだが、今日はベッドサイドに置かれた電気がつけっぱなし
浅「A、見てこれ」
『まぁっ、なんて可愛いの、うちの子たちは』
つけっぱなしの灯りの下似合ったのは二通の手紙
それぞれ大智と秀斗が書いたようだ
浅「後で寝る前に読もう。...で、こっちが秀斗のだったよな」
『えぇ、それでこっちが大智のよ。間違えないようにね』
浅「よしっ、これでいいだろう。任務完了だな」
『そうね。今年も無事に終えられそうね』
浅「じゃあ出ようか」
入った時と同じように忍び足で部屋を出る
とりあえず大仕事は終わった
後は明日の2人の反応が楽しみだ
浅「明日も早いし俺たちも寝るか」
『そうね。...あ、そう言えば明日の台本机に置きっぱなしだったわ。片付けてくるから晋さんは先に寝ててもいいわよ』
浅「了解。ベッド温めておくから身体冷やす前に来るんだぞ」
『すぐ行くから大丈夫よ』
そう言って一旦別々の部屋へ
私は書斎に入りカバンからあるものを取り出す
そしてさっきみたいに忍び足で今度は晋さんの書斎へ
机の上にさっき取りだしたものを置いてすぐさま寝室に入った
『あー、暖かい』
浅「布団の中も温めておいたから早くおいで」
『はーい』
布団に潜り込むと手をぎゅっと握られる
浅「ほらー、こんなに冷たくなっちゃって」
『元々冷え症だからよ』
浅「じゃあ余計に温めてあげなくちゃ」
『ふふ、ありがとう』
握られたてから温度が伝わりだんだんと眠くなってくる
浅「おやすみ」
『おやすみなさい』
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和泉梓 - VSサメ可愛い (2020年6月19日 0時) (レス) id: 451b0d7f40 (このIDを非表示/違反報告)
明日翔(プロフ) - 初めまして!私も今年から大学生になりまして、作者様と同じ境遇でございます…。オンライン授業などが始まっておりますが、不十分な点ばかりで大変だと思います。お互いに頑張りましょう! (2020年5月19日 2時) (レス) id: 472cb6bdef (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 初めまして!こちらの作品、なんども読み返すくらい大好きです!暑くなってきておりますし、どうか無理なきように…。これからも応援しております!! (2020年5月16日 8時) (レス) id: 541d7ae82b (このIDを非表示/違反報告)
奈津紀(プロフ) - 夜分遅くにすみません!なんで投票が何回も押せないのかってぐらい読んでて楽しかったです。大学生大変かも知れませんが、どうかお身体をご自愛くださいね。更新お疲れ様でした。 (2020年5月16日 3時) (レス) id: 05fc9e1e4f (このIDを非表示/違反報告)
央花(プロフ) - え……。終わって欲しくない……。(つД`)ノ (2020年5月13日 22時) (レス) id: 267a177664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラララちゃんですよ〜 | 作成日時:2019年8月12日 16時