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貴方side
『《それもあるけど、私と晋さんの事もよ。》』
そう言うと驚いたように息を呑む父。
貴父「《お前が幸せなら俺達も嬉しいんだ。たまにはみんなで帰ってくるんだぞ。》」
『《ありがとう。...じゃあそろそろ切るね。後で2人にも電話させるから》』
貴父「《わかった。じゃあな》」
久しぶりにお父さんとお母さんの声が聞けたなぁ。
『そういえば、お父さんとお母さんとなんの話ししてたの?』
浅「それは秘密〜」
『もう、...まぁいいわ。私は料理の下ごしらえをしてくるから晋さんは部屋の飾り付けしててちょうだいね。』
りょうかーい、と一言言うと私たちからのプレゼントとさっき届いていたプレゼントを移動させ始める。
私も今日は頑張って作らなきゃ!
ケーキを冷蔵庫に入れながら食材を取り出す
あの二人が帰ってくるまで後、5時間ほどはある。
結構余裕を持って準備できそうだ。
時間が流れるのはあっという間で、もうすぐ7時
あの2人もそろそろ帰ってくるだろう。
浅「これで運ぶのは最後?」
『そうね。奮発して沢山作っちゃったけど残らないことを願うばかりだわ。』
大量の皿を食卓の上に並べると丁度ドアが開く音が聞こえてきた
大智、秀斗「「ただいまー!」」
浅「『おかえりなさーい』」
帰ってきた2人は食卓の上の料理と部屋の飾りを見るなり固まる。
秀斗「毎年思うけどやっぱりすげー」
大智「なんか去年よりグレードアップしてねぇ?」
『そりゃあ毎年頑張って考えてるもの。さぁ、荷物置いて手を洗ってきなさい。』
はーい、と返事をして部屋に向かう2人
あんなに作った料理も食べ盛りの2人にかかれば一瞬で、皿が綺麗になるまで食べてくれた。
さすがにお腹いっぱいになったようなので、私と晋さんはプレゼントを渡すことにした。
浅「これは俺たちからで、こっちは沖縄のおじいちゃん達、で、これが岩手からだ」
大智、秀斗「「ありがとう!!」」
お礼を言うなりラッピングを開ける2人
大智「!これは前から欲しかった靴!!」
秀斗「言ってないのになんで分かったの!?」
『なんででしょうね〜。秘密よ』
浅「後でおじいちゃん達にも電話するんだぞ。」
大智「わかった!...じゃあ俺たちからも!」
秀斗「父さん、母さんもおめでとう!!」
急に2つの袋を差し出す2人
今日は私も晋さんも誕生日ではない
なのに何故?
ラッキーカラー
あずきいろ
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お萩 - 1の時から見てます!私も沖縄生まれ沖縄育ちなので嬉しいです!(o^^o) (2020年5月16日 21時) (レス) id: c552ee304d (このIDを非表示/違反報告)
如月木々(プロフ) - 1の時からずっと楽しく読ませて頂いています!続編の更新も楽しみにしているので無理をしない程度に頑張ってください! (2018年12月9日 21時) (レス) id: 78f4055aa5 (このIDを非表示/違反報告)
あんり(プロフ) - 続編おめでとうございます!! ゆっくりでいいので、更新頑張ってください! (2018年12月9日 19時) (レス) id: e2eb4a4c26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラララちゃんですよ〜 | 作成日時:2018年12月9日 17時