浅沼家の日常

写真集！？ ページ12

貴方side

ある日、突然晋さんと共に我が社長である鈴村さんに呼ばれた。


浅「何の話なんだろうな」


『わかんないけど、AD‐LIVEとか...？』


そんな話をしていると会議室に鈴村さんが入ってきた


鈴村健一「おぉー、遅れてごめんなー。浅沼くんまで忙しいのに来てくれて助かったわ。」


浅「いえいえー、それで今日は何のようなんですか？」


鈴「いやぁ、それがなAの事なんやけどな









A、写真集出さへんか？」



『しゃっ...写真集ですか？！でも私、40近いんですよ！？？』


鈴「大丈夫やって。お前、見た目は20代なんやからな。で、この写真集に関しては、浅沼くんと、息子くん達にも出て欲しいってカメラマンが言っとるんよ。




あ、もちろん息子君達は顔出しさせんし、なるべく向こうでも家族の時間も作れるようにするからな」


大智と秀斗が顔出ししないのなら問題はないけれど



向こうって何？！



鈴村さんは私たちをどこへ連れていこうとしているの？？？




鈴「とりあえず、息子君たちの長期休みの時期にハワイでの撮影を予定してるんやけどどうや？？」



浅「『ハワイ？！！』」


鈴「そや。A初の写真集やし、デビュー25年目の記念って事でスタッフ達も張り切っててな、本人の了承を得る前に準備が始まっとるんよ。」


なるほど、拒否権はない訳ですか。


浅「俺と大智秀斗は大丈夫。というかAの初めての写真集に一緒に出られるって本当に嬉しい。



Aはどうなの？やりたい？？」


『...今まで雑誌とかの企画で何ページか特集されたことはあるんだけど。私だけの写真集って買ってくれる人いるのかな？』


鈴「重版間違いなしやと思うで」


浅「Aは、もっと自分の魅力に気づくべきだな」



正直、そんなに自信はない。


だって本職声優だし。



でも、たくさんの人に私の事を知ってもらいたいっていう気持ちもある。


それに私も晋さんや大智と秀斗と思い出をもっと作りたい。




『分かりました。やるからには全力でいかせていただきます。よろしくお願いします、鈴村さん。』



鈴「よっしゃ、スケジュールとかは島くん通じて調整しとくな。...みんなで最高な写真集作るで」



『はい！』

・→←・

ラッキーアイテム

デニムタイトスカート

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す