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白side
赤「俺ね、いつかこの国のS隊っていう隊に入って今まで馬鹿にしてきた奴らを見返したいんだ!」
他の4人の詳しいことは知らないけど、みんな同じような地獄にいた、ということだけは知っていた。
緑「S隊…ってあの?」
赤「そう!めちゃくちゃかっこいいS隊だよ!!」
青「瑞稀がなるなら俺も〜!」
緑「…俺もなってみたいかも…」
紫「お、おれも…」
赤「優斗は?」
S隊が父の所属していたA隊より強いことは知っていた。だから
白「お、俺もS隊になりたい…!!」
赤「じゃあ約束な!!俺ら5人でS隊になってずっと5人でいる!!」
紫「ずっと5人で…?」
赤「そうだよ!嫌?」
紫「…嫌じゃない!」
青「俺も俺も!」
緑「俺も!」
赤「優斗は?…ってなんで泣いてんの?!」
知らない間に涙を流していたらしい。
白「今までずっと一緒にいてくれる人なんていなかったからっ…親友に裏切られたりして。だから嬉しくてっ…!」
青「優斗、大丈夫だよ。もうここには裏切る人なんていない。」
赤「そうそう。だから約束ね!!」
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ピピピッ
無機質な目覚まし時計の音で目を覚ます。
白「懐かしいなぁ〜」
まさか、本当にあったことを夢としてみるなんて。
最初は最悪だったけどみんなと出逢えた夢を見れたのは純粋に嬉しかった。
白「あ!そうだ!」
そう部屋に言い残して、俺は4人に感謝を伝えた。
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作者名:もか | 作成日時:2020年5月5日 16時