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紫side


ここに来て1週間が経った。


紫「意外と長いなぁ…」


D国のS隊の人達は能力持ちもいて、しかも優しい。


何一つ嫌なことは無いはずなのだが、何かが足りない気がして、精神的にストレスが溜まるようになっていた。


それにしても。


D国はなぜ僕に執着したのだろうか…


王様にも言われた。
真意を探らなければ…


と、思っていた時



?「さぁくまあああああ!」


聞き覚えのある声がした。


このバカでかい声は多分優斗だ。


なんでここに?

入れたの?


なんて思っていると


外ががやがやしている。

ああ、多分優斗たちと警備員が揉めてるんだ…

話通さなきゃな









紫「さてさて。なんで来てくれたの??」

緑「そんなん作ちゃんを取り返すために決まってんじゃん」

紫「俺自分からここに来たんだよ?取り返すって笑」

赤「どーせ、スキルアップのため、とかでしょ?」


う…ばれてる


赤「あ、図星だ」

青「そんなこと考えてたなんて全然知らなかった!!」

白「作ちゃん元々強かったのにさらに強くなっちゃうじゃん!」

そう言われ、心が埋められていくような気がした。

これだ。S隊に足りないと思っていたもの。

なぜ俺はここに来たのかが分からなくなってきた


紫「まだ1週間しか経ってないけどもう帰ろっかなぁ…」

緑「え?作ちゃんに拒否権ないよ?」

白「ちゃはっ!そうそう!俺らがここに来た時点で帰るしかないわけ」

紫「え、でもD国のひとには?」

赤「そんなんもう説明したよ」

青「作ちゃんがいないとこの隊なんも出来ないんです〜ってね!」

びっくりした。そこまで俺がみんなに大切にされていると思わなかったから。


紫「じゃあ、帰ろっかな」



「「「「おかえり!作ちゃん!」」」」


紫「うん、ただいま」

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作者名:もか | 作成日時:2020年5月5日 16時

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