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SIDE−龍宮寺




「..なにやってンだ、お前ら。」


マイキーと共に、武蔵神社の鳥居まで向かえば、何故か気の立ったぺーと、それを抑える三ツ谷。それにこちらも何故か嬉しそうなパー。

それから__A。


「来ねェかと思ってた!」


と、嬉しそうに笑うマイキー。

たしかに、こないだの女の態度からして俺らと馴れ合う気がないのかと思えば、マイキーの呼び出しに易々と来た。


「東卍の集会って聞いたからね。見るだけタダだろ」


そう言って口元を吊り上げて笑う女は、やっぱり悪い顔が似合う。

それに、こないだはボロボロでよく分からなかったが、容姿の優れた女だ。

吊り上がった目と、目元のホクロが印象的な金髪で、顔は小さく、体格も小柄だ。

こんな女が喧嘩なんてどうにもできるとは思えない。


「おいおい、集会に女なんてどういうつもりだ?」


困惑顔の三ツ谷が話しかけてくる。


「今日からAも東卍のメンバーだ!」


「「は?」」


マイキーの突然の宣言に、Aと声を被らせる。


「何言ってンだ、テメェ」


訝しげな顔でマイキーを睨みつけるA。


「てことで、自己紹介して。A。」


「おいおい、マイキー。女を東卍に入れるなんてなァ__」


そう言いかけたところで、マイキーが重ねて口を開く。


「いいじゃんケンチン!俺が決めたことは絶対!」


どうやらマイキーは彼女を入れることについての反対意見は受け入れてくれないらしい。




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オレンジ - ケンカの強い女ってあこがれます (2022年1月15日 15時) (レス) @page10 id: 9b299edd82 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おさとう。 | 作成日時:2021年8月20日 18時

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