邪道提案 ページ35
うらたぬきside
まふまふ「つ、着いたぁ……」
坂田「まさか本当に着くなんて……」
落ち始めた太陽が照らしているのは
目指していた王都
正確なことを言ってしまえば
坂田もまふまふも気がはやい
俺たちはここからまた歩かないといけないんだ
A「助かったよ」
そう言ってAが撫でているのは二足歩行で大型の魔物
魔王城前の森を抜けたところで
偶然にも彼らにあったんだ
丁度、王都の方に用事があったらしく
ついでに乗せてもらった
卵型の大きな身体。
そこから脚が二本と首が一本
にょきっと生えている魔物
坂田曰く
ダチョウの魔物らしい
人の足で3日程の距離をたった数時間で走破した
そんな彼らの脚じゃここから王都までなんて一瞬だ
だけど、わざわざここで別れるのにはちゃんと理由がある
目立つからだ。
高い壁に囲まれた王都に入るには
関所を通らないといけない
つまりは例え端でも人目はある
見慣れぬ動物に乗ってやってきて
変わった服装をした5人組で
しかも誤魔化しているとはいえ、獣耳と角の生えた者もいる
つまりは普通じゃないところだらけなんだ
悪目立ちし過ぎないためにも
せめてここからは歩いて行くことにした
うらた「……俺らって関所通過できんのかな」
チラリと横を歩くAを見ると
目深に被っていた黒いフードを少しズラした
どうもAは太陽に弱いようだ
この季節にしては暑いのに
長くて黒いコートをきっちりと着てる
見てるこっちが暑くなってくるが
Aに限った話じゃない
そらるさんの横にも
フードを目深にかぶって俯きながら歩く白い物体がいる
言わずもがなまふまふだ
なにか呟いているが
そらるさんがガン無視してるから
まぁろくなことじゃないんだろう
A「じゃあ私たちは上から入る？」
坂田「え……まさか……」
そらる「壁越えようなんて思ってないよね？」
近づいてきた壁を指差し確認をとる
とてもじゃないけど越えられそうにないけど……
A「それ以外なに？下がダメなら上からでしょ？」
まふまふ「え……なんで、当たり前みたいにいってるの……？」
坂田「ダメ……だからね？」
A「いや、いけr……」
そらる「やめなさい。俺たちでどうにかするから」
そらるさんに諭されて渋々頷いたA
突拍子もないことを言うが
そらるさんの言うことは聞くから
王都に入っても大丈夫だろう
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彼方 - おぉ！楽しみ！一人でにやにやしてます！続き待ってます！ (2019年2月16日 12時) (
レス) id: 3fc9d1af8f (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - アリスさん» ありがとうございます！咄嗟の場合そうしたほうが運びやすいかなと思った結果ですw (2019年2月15日 23時) (レス) id: 31e8f67384 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - 彼方さん» プリンはまだ出てきてない方のものだったりします。まだ先になりそうです！ (2019年2月15日 23時) (レス) id: 31e8f67384 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - 露都という名のこの作品のファンさん» ありがとうございます！楽しんで貰えるように頑張っていきたいと思います！優しく見守ってください…… (2019年2月15日 23時) (レス) id: 31e8f67384 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - この作品面白くて大好きです。急なうらさかの腐展開とプリンの流れは笑いました。更新頑張ってください！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 98588e4c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年2月7日 15時
