情報制限希望 ページ26
うらたぬきside
Aを先導とし、服袋というところを目指す俺ら
どうやら俺たちが今着ているものも
やっぱりここで作ったらしい
A「ここが服袋」
入り口はこっち、といいAが手にかけた扉は
家具等姫じゃ看板下の扉だったけど……
場所によって違うのか
と思ったらどうやら他に理由があったようだ
A「今は作業中だから入れないの」
入ってもいいけど縫い込まれるよ。なんて想像のつかない冗談を言い
Aは部屋の中へ入っていった
俺らもそれに続き中へ入る
目に入ってきたのは色鮮やかで
所狭しとハンガーに吊るされる服だった
俺らの身長を優に越えるほど高いところにまで服がかかってる
服だけじゃない
靴も装飾品もある
そらる「フィッティングルームもある！」
まふまふ「えぇ？！ここお店ですか？！」
「いいえ。行き場の無い服たちの巣窟です」
突然聞き覚えの無い声が頭上から降ってきた
思わずパッと上を見上げると
見たことの無いほど大きな蜘蛛が
天井から俺らを見下ろしていた
A「悪い人じゃないから降りてきなよ」
Aがそう促すと
糸を出してやってくる
そして床につくと俺らを順番に見た
ゆっくりと
慎重に
まるで見極めるように……
A「彼女はスパイダー。服の製作者のスパイダーの一体」
まふまふ「そうなんですか……」
A「ちなみに、ニンゲン嫌い。だけどスパイダーの種族の好物はニンゲン。とくに若い女性や子供」
よかったね。食べられないよ。なんて
笑顔で言いだしたA
うん。とりあえず安心はした。
安心はしたけど……
絶対最後の情報いらなかった
聞かないでいたかった
A「服を選びに来たの。いい感じのやつない？」
「魔王様のものですか？」
A「私のもだけど……彼らのも」
お願い。とAがいうと
スパイダーは８つの脚を動かし行ってしまった
そらる「行き場の無い服って……？」
流石のそらるさんも
スパイダーに聞く勇気はなかったようだ
それもこれも
Aが余計な情報教えたからだ
人を食べるとか聞きたくなかった
ほんとうに
A「行き場の無い服っていうのは……まぁ見て貰えば早いかな」
そう言って服を指差すA
その指につられるまま
俺たちの視線は服に言った
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彼方 - おぉ！楽しみ！一人でにやにやしてます！続き待ってます！ (2019年2月16日 12時) (
レス) id: 3fc9d1af8f (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - アリスさん» ありがとうございます！咄嗟の場合そうしたほうが運びやすいかなと思った結果ですw (2019年2月15日 23時) (レス) id: 31e8f67384 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - 彼方さん» プリンはまだ出てきてない方のものだったりします。まだ先になりそうです！ (2019年2月15日 23時) (レス) id: 31e8f67384 (このIDを非表示/違反報告)
三歩止 - 露都という名のこの作品のファンさん» ありがとうございます！楽しんで貰えるように頑張っていきたいと思います！優しく見守ってください…… (2019年2月15日 23時) (レス) id: 31e8f67384 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - この作品面白くて大好きです。急なうらさかの腐展開とプリンの流れは笑いました。更新頑張ってください！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 98588e4c35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：武蔵野 三歩止（ﾑｻｼﾉ ﾐﾎﾄ） | 作者ホームページ：なし
作成日時：2019年2月7日 15時
