赤ワイン…

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…









…やっと思いついた言葉。

｢悲しんどってええんとちゃうん？｣

でも、事実だとは思う。
悲しいことには変わりないし、
人それぞれ悲しみ方も違う。

ある人にとっては少しの悲しみも
別の人にとってはとてつもない悲しみだったり。

「え、？」

｢その友達は立ち直れるかもしれんくても、まだAちゃんは受け入れられへんのやろ？｣
｢それでええねん。な？気にすんな。｣

「…」

Aちゃんは黙ったままだった。


｢あのさ、どっかカフェ寄ろか。気休めや。｣

「あ、え、いま、金欠で、、すみません。」

｢奢るから、｣

「悪いですし、、」

そん会話を続けて5分。
やっと折れてくれたAちゃんを連れて
カフェに向かう。



ベランダ席で、雑談をした。
ついでに、と友達にも言えない秘密を相談されたり、、、

｢そや、突然で悪いんやけど、俺も秘密あんねん。｣

「そうなんですね」

｢おん。聞いてもらってええか？｣

いいですよ、そう答えつつ彼女は俺に
微笑みを向けた。

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