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降谷side
驚いた。
ベルモットと俺をジンから庇うように間に入ると、あっという間にジンの手元から銃を取り上げた。
それを分かっていたのかベルモットも余裕そうに揶揄い続ける。
ジンもジンでこちらも睨みながらもAの腰を再び掻き抱いた。
「お邪魔なようですし、僕達はこれで」
ジ「さっさと失せろ」
明らかな態度の差を真に受けながらベルモットを促そうとするとつまらなそうに腕を組んだ。
ベ「じゃあね、ロゼ。また後で連絡するわ」
ベルモットと一緒にアジトを出て、近くに止めていた俺の愛車に乗り込む。
「ジンがロゼに責められてるなんて初めて見ました」
べ「私もほぼ初めてね」
なぜかいつものように高圧的な態度が感じられないベルモットに目を移せば、小さくため息をついて話し始めた。
べ「私も昔はジンとそういう関係にあったんだけど…ロゼが来てからサッパリね」
「そういう…」
俺が続きを濁すと横目でこちらを見ながら鼻で笑った。
べ「色々あるのよ。私達も」
「ベルモット、あなたはジンを…?」
べ「さぁね」
その言葉にはベルモットの本性が現れているような気がした。
べ「…ロゼは私の大切な子猫ちゃんだから」
まだまだこの組織には俺の知らない内情が渦巻いているようだ。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年5月1日 13時) (レス) @page15 id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 続き読みたいです! (2022年6月1日 0時) (レス) @page15 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美 | 作成日時:2020年6月22日 11時