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あなたside



研究所をなんとか切り抜け、組織の数人の幹部しか知らないある部屋と向かう。



その部屋には組織の重要なデータベースが管理されている。



そこさえ潰せれば、この検挙で生き延びたやつがいたとしてもこの組織を再起動することは難しくなる。



長い間見ていなかった頑丈な扉を見上げ深呼吸をひとつ。



向こうは心強い仲間に任せ、私はここを破壊する。



ドアをひねり中に入ると青白く光る何台ものパソコンが目に入る。



せめてシェリーがいれば、解体も簡単だったのに。



叶うはずのもない望みを捨て、キーボードに手をかけた。



ここにきたのは数年ぶりだ。



前に来たのは私が組織に入って3年目とかだったと思う。



辛い訓練を受け続け、コードネームを貰ったその日に連れてこられた。



この部屋の仕組みを知るのほんの数人。



なぜ私が連れてこられたのかは分からないけれど、ジンが弄っていたのを見ていて良かった。



まさか今役に立つなんて。



遠い昔の記憶を呼び起こしながらキーボードを打ち込む。



「お願い…」

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(プロフ) - りんりんさん» コメントありがとうございます!そんな事言っていただけるなんて嬉しい限りです笑 (2020年6月29日 18時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - お話読ませていただいています!とても面白いです。応援しています! (2020年6月29日 18時) (レス) id: b99d983c73 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 休校さん» コメントありがとうございます!本当に励みになります! (2020年6月28日 13時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
休校 - 一話から読ませていただきました!設定から何から、すごく好きです笑 応援しております!更新頑張ってください (2020年6月27日 13時) (レス) id: e4ab2b5df5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月22日 11時

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