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あなたside
ジンに向かって言い放つと鼻で笑われた。
ジ「お前を甘くみていたようだな」
「ここまで執着深い女だと思わなかったでしょ」
ジ「でもお前は俺から逃げられない…そうだろ?」
ひゅっ、と私の喉から息が漏れる。
ジンの勝ち誇った顔を今まで何度も見てきたけれどこれほどまで殴りたいと思ったことは今日が初めてだ。
ジ「先に部屋にいろ。連れてけ」
ジンに促されたウォッカが私の前を歩く。
バーボンが心配だけど行くしかない。
彼が簡単に死ぬ男じゃないのは私も分かっている。
目の前のジンから漂う殺気に怯みそうになる。
アジトに残されるのはジンとバーボン。
お願い…生きてて。
ジンのポルシェに乗り込み、ウォッカの運転で車を走らせて数分。
車内は無言が続く。
窓の外はいつの日かジンと見た夜景に似ていたた。
ウォ「ロゼ…兄貴に歯向かうなんてどうした。無茶な真似はやめておけ」
「なんでジンはそこまで私を縛りたがるんだろうね…私はこの組織から逃げられないのに」
ウォッカは何も言わず、前を向いたまま。
「ウォッカだって知ってるでしょ?私がジンから逃げられないことも」
ウォ「俺もあの場にいたからな」
「…私には組織以外に帰る場所なんて無いのに」
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美(プロフ) - ママさん» 毎日更新を目指して頑張ります!もう少しで赤井さん出るので楽しみにしていてください! (2020年6月11日 22時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
ママ(プロフ) - いつも更新を楽しみに、拝見させて頂いてます!!赤井さん落ちのストーリーが読みたいです!よろしくお願いします!更新、頑張って下さい! (2020年6月11日 18時) (レス) id: e869675b46 (このIDを非表示/違反報告)
美(プロフ) - 翡翠さん» そう言って頂けると励みになります、ありがとうございます!もう少しすると赤井さんとの濃厚な絡みあるので楽しみにしてて下さい笑 (2020年6月11日 1時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - この小説の大ファンです。私は絶対赤井落ちがいいです。どうかよろしくお願いいたします。 (2020年6月10日 20時) (レス) id: a0d86178a1 (このIDを非表示/違反報告)
美(プロフ) - 瑠佳さん» コメントありがとうございます! (2020年6月10日 11時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美 x他1人 | 作成日時:2020年6月10日 0時