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降谷side
“これから話すことは適当に合わせて。部屋からは予約してあるから着いたら私の下着に付いてる盗聴器を取って。その後で話すわ“
Aらしい端的な指示がメールに書いてあった。
近くに置いてあった愛車の助手席の扉を開けると躊躇なく乗り込んだ。
「どうしてロゼではなく、ジンから僕にメールが?」
密室になった車内で何か話さなければこの会話を聞いているであろうジンに怪しまれてしまう。
あ「私、バーボンの連絡先知らないもの」
「失礼しました。でも...どうして僕を誘ってくれたんですか?」
あ「あなた私のタイプなの」
ジンを欺くためのフリだと分かっていても惑わされてしまう。
あ「私じゃ不満?やっぱり今からジンのこと呼ぶ?」
面白おかしそうにからかってくるAを睨みつけるとツーンとした表情で窓の外に目を向けた。
「いいえ。そんなことはありません。むしろ光栄ですよ」
Aの手を取り、そっと口付けする。
あ「キザなのね」
「あなたは逃げてしまいそうなので」
俺の本心のままの言葉に目を見開いたAとの間に沈黙が流れた。
目的地に着くまでどちらからも口を開くことは無かった。
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美(プロフ) - ママさん» 毎日更新を目指して頑張ります!もう少しで赤井さん出るので楽しみにしていてください! (2020年6月11日 22時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
ママ(プロフ) - いつも更新を楽しみに、拝見させて頂いてます!!赤井さん落ちのストーリーが読みたいです!よろしくお願いします!更新、頑張って下さい! (2020年6月11日 18時) (レス) id: e869675b46 (このIDを非表示/違反報告)
美(プロフ) - 翡翠さん» そう言って頂けると励みになります、ありがとうございます!もう少しすると赤井さんとの濃厚な絡みあるので楽しみにしてて下さい笑 (2020年6月11日 1時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - この小説の大ファンです。私は絶対赤井落ちがいいです。どうかよろしくお願いいたします。 (2020年6月10日 20時) (レス) id: a0d86178a1 (このIDを非表示/違反報告)
美(プロフ) - 瑠佳さん» コメントありがとうございます! (2020年6月10日 11時) (レス) id: b00250d0ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美 x他1人 | 作成日時:2020年6月10日 0時