『jarujarutower』 (ページ35)

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～あなたside～

二学期最初の授業がある日、本当に気分が乗らず、このままベッドの中に沈んでしまいたかった。ここまで学校に行きたくないのも久しぶりだ。理由は澪ちゃんとの一件があったから…

気圧のせいかズキズキ痛む頭を抑えてなんとか家を出た。
自転車を駐輪場に駐車し、階段を上がる途中、誰かに腕を掴まれた。思わず声を上げる。振り向くと澪ちゃんがいた。

「…澪ちゃん」

「ごめん、ちょっといい？」

そのまま校舎裏まで手を引かれ、澪ちゃんは地面を睨みつけていた。

澪「まずさ…避けてごめん」

「いや、いいよ」

澪「私土森の事好きだからなんか、モヤモヤした、自分勝手すぎるよねほんと」

「…いや」

澪「あと、Aは傷つくのを恐れすぎてる」

その瞬間、時がぴたっと止まったようだった。生温い風が頬を撫でてゆく。

澪「前からだよ。避けられて私に話しかけなかったのも、土森に告白されて逃げたのも傷つきたくないから」

「…知ってたの」

澪「そりゃあね。でも私はそれでAを恨んだりするほど性格悪くない。ただ告白されて逃げたってなんか」

「それはほんとに申し訳なかったと思ってる、でもちゃんと返事したんだよ」

澪ちゃんが黙りこくってしまった。こちらに背を向けて、ずっと下を向いている。

澪「ごめん、前言撤回。私やっぱ性格悪いわ…ほんとに、」

震えた声でそう言った。振り向いた澪ちゃんはやっぱり泣いていた。澪ちゃんの中にも、いろんな葛藤があるのだろう。

「もういいよ。性格悪くたっていいよ、女の子ってそんなもんだよ」

「もう教室戻ろ、ね？」

～澪side～

やっぱり、心の奥底で土森がAの事を好きなのを気に入っていない気持ちがあって、でもそれは私の良心が許さなくて、なんとか堰き止めているつもりだった。でももう溢れだしそうだった。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～だいぶ前の話と間空いてしまいすみません！ただそれより話したいことが！

今日ジャルジャル単独ライブの配信チケットを買いまして、初めて単独視聴しました。
ほんっっっとに面白かった。構成とか演出、ひとつひとつのコントのクオリティどれをとっても最高。伏線回収も凄かった。屁をこきながら踊る妖精がめちゃくちゃお気に入りです
間違いなく2000円以上の価値がありましたね…