『jarujarutower』 (ページ23)

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今日は南くんが欠席しているせいか妙に静かに感じた。澪ちゃんも体育祭の実行委員があって、ひとりで帰ることになってしまった。

友達らと一緒に帰っている生徒たちを見ていると無性に寂しくなる。早足で階段を降りた。

根「お、A！小野寺は？」

根岸くんに後ろから声をかけられる。

「あ、えと、澪ちゃんなら実行委員...」

根「なんか言いよったな。てか、今日一人？」

「うん、そうなんだ」

根「俺もやねん。一緒に帰る？」

一瞬ドキッとしてしまう。顔赤くなってないかな。話題とか途切れたらどうしよう...でも断るのも失礼だし。

「いいよ」

並んで歩くふたりの影が手を繋いでいるみたいで、変にときめいてしまう。自分きしょすぎる。

根「Aさ」

「...うん」

急に名前を呼ぶもんだから、びっくりしてしまう。

根「入学してすぐ、俺のことどう思った？」

「え...いや、その支えてくれてありがとう、みたいな」

根「ほんまに？なんか俺のこと怖がってなかった？それがずっと引っかかっててん」

「いや！怖がってはないよ、そのただ...男の人苦手で」

根「やっぱりか。いや、なんかごめんな。馴れ馴れしくして」

「全然！根岸くん優しいから」

そう言うと照れたように頭をかいた。根岸くんはなんというか、すこし女の子だった。乙女な一面が見えてくる。

「私自分でも、なんで男の人苦手になっちゃったかわかんないんだよね」

根「結局自分が一番自分のことわかってへんからな」

「やっぱそう？でも、高校に上がってからはだいぶ変わったかな。優しい人が周りに沢山いて。」

根「A自身もそれなりに頑張ったからってのもあると思うけどな、俺は」

なんだかそのひと言がとても嬉しくて、手を振って別れたあともしばらく頭の中で反芻していた。

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～自己満で書いちゃうとどーしてもめっっちゃきしょくなっちゃうので、夢主と自分は違うんだと言い聞かせて書いておりますｯ

改行するだけでこんなにゆめゆめするんだね…すげぇや…

何話くらいで終わったらいいんですかね？笑今の調子でいくと40か50そこらかなあと。