『jarujarutower』 (ページ18)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:5,956 hit

・ページ18

朝のHR、先生の口から出た言葉にみな歓喜。わたし、絶望。

「あしたはプール開きです！道具忘れたら泳げへんで～～」

どうしよう、大問題！
1、泳げない。2、胸板の成長が平均より遅れている。
クラスのみんなが拍手するなかで、わたしだけうなだれていた。

根「あれ、A泳げへんの？もしかして」

「…うん」

笑われるかと思ったけれど、口から出たのは意外な言葉だった。
「俺も泳げん。潜れんし。」

泳げない仲間がひとりいるだけで、だいぶ心強かった。しかも、潜れないってかなりのカナヅチだ。
心の中で大歓喜。

だけどこの控えめな胸板だけはどうにもならない。また心が沈んだ。

澪「水着にパッドついてんなら意外といけるし、あとラッシュガード貸したげるから、それ着たら？」

「え？！ほんとにいいの？？ありがとう…」

とりあえず水着のパッドにすべてを委ねることにした。まあいいや精神でやり過ごそうではないか。

根「あれ、なんしてんの？もうチャイム鳴るで」
急に根岸くんが後ろから駆け寄ってきて話しかけられたので、心臓がはねた。思わず肩をすくめる。

「ひぃい！！ちょっと何なの？！？」

根「いやなんでお前怒ってんねん笑焦りすぎやろ、ほら南！おっさき～」

南「ﾌｨｲｨｲ！！」

南くんが廊下を光の如く走り抜ける。その拍子に風がビュンと私たちの間を通り抜けた。

澪「南、走るのはっや…」

スクール水着にちゃんとしたパッドがついているかを確認するために、足早に家に帰る。たんすのいちばん奥にポツンと、在った。

これが私の、パートナー。ドキドキしながら手に取り、ばっと広げる。

これは…立派なのがついているではないか…！嬉しくて手で触って確かめると、しっかり入っていて胸を撫で下ろした。

カナヅチ問題は中学校のころに解決策を考えたおかげで今日は安心して眠れた。プールの隅に行き、適当に端を歩くという。ん…これ本当に解決してるのかな…？？

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
はい！絞り出しました！プール開き！(
ちょうど「と〇ド〇！」7話を見ていてね…

夢主はヒンヌーキャラということですが。ゴリゴリ夢夢してるやつはキョ・ヌー夢主パターンが多いですよね。キョ・ヌーの方々にはたいへん申し訳ないが…許してほしい…ナム

インディードオンエアバトル、優勝おめでとう！！
ガチ嬉