『jarujarutower』 (ページ17)

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～根岸side～

Aは何聞いても考え込んでくれて、ほんで必ず答えてくれる。それが間違ってる時もたまにあるけど、そういうのもまあ、ええんちゃうかな。って。

土森は噂通り頭が良くて、わかりやすく教えてくれた。南も久しぶりに人の話を真剣に聞いていた。

小野寺はハート♡キョーコのファンらしくて、そんでまた盛り上がってしもた。Aにたしなめられた。

みんなおもろくて、一緒におったら楽しかった。テストで赤点とってもいい気がした。あかんのに。

～あなたside～
根「ふうー！めっちゃ疲れたわ～！俺ら何時間勉強した？」

南「ﾌｨｲｨｲﾌﾆｨ」

根「ふーん。結構頑張ったやんけ！」

土「前から思っててんけどさ、よう聞き取れるよな」

それには私も共感だ。土森くん。

澪「もう完全下校時刻じゃない？そろそろ帰らなきゃ」
みんなカバンに教科書を詰める。手を振って一番先に出たのは南くんと根岸くんだった。

土「はっや。」

A「あははっ」

澪「あたし達も、帰ろっか」

A「うん！」

～土森side～

結局、また一人になってしまった。
派手な風貌のわりには好きな女の子に声もかけられないチキンな俺。

やっぱり俺自身何も変わってなくて。

明日こそ絶対話しかける！そう思ううち、Aは俺から離れていく。

Aに会えて嬉しいはずやのに。
全部、全部悲しい。

心のどっかで、あいつから動いてくれへんかなって思ってて、それで動けんで。

だっさ。ほんまにダサいわ。

「なあ南、今日どうやった？だいぶわかってきた？」

南「ﾌｨ！」

「よかったやん南！女子と勉強できて興奮してんちゃうぞ～」

南「ﾌｨｲｨｲﾌﾆｨ！！ﾌｲ！」

「ごめんごめん。でもこれで、テストの点良かったらええな。最高。」

南「ﾌｨｲ」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～どうしよう！！次回のイベントがねえよ！(

夢小説恋愛モノってだいたいイベント事が発生してそこで展開、で何らかの大イベント発生って流れじゃないですか。付き合うとか。告白とか。

一つ目のイベントのつもりですね、これ。テスト勉強。

土森がね…ちょっとキツイ立場にいるよね…うんごめんね土森。君は別の世界線である男子と組んで文化祭大成功させると思うからね。強く生きようよ。(