232話 ページ50
牧「め、銘苅！？」
銘苅「今この瞬間、単独行動は終わらせるわ。
協力してあげるよ。モノクマをやっつけることに」
平良「そんな……銘苅が！？
一体どう言う風の吹き回しなの！？」
銘苅「勘違いしないで！友達ごっこをする気は
毛頭ないわ。私はただ借り返すだけよ。
それに、彼奴が最期に私に頼ったから…
私は借りは必ず返さないと気が済まない性格なのよ」
そう言って普段の見下した鋭い目ではなく
目尻を下げてしおらしく笑って見せた。
モノクマ「め、銘苅さんはいつも通りにしとけば
いいでしょ！？仲違いを楽しんで…
光夜さんがなんだって言うのさ！！」
銘苅「黙りなさい!!
…確かに、彼奴は正直尊敬に値するとは言えない。
人として必要なモラルはわきまえてるくせに
倫理観が1ミリもないから時々そのモラルさえも
失いかけるし…
…それでも、私は生まれて初めて見たの。
他人のためにキレイに自分の命を諦める覚悟を
できる………本当の希望を。」
モノクマ「き、キレイだった？？
だって彼女かなり会議を掻き乱してたし…」
銘苅「……私は分かる、知ってるのよ。
他の奴らがまだ知らない…あいつが私達に遺した物を、
あいつが死ななければならなかった本当の理由を…
どの道あいつから救われた命だし、
こんなつまらない殺人ゲームはもうたくさん。
そろそろお前をぶっ潰す頃だと思わない？モノクマ
…いや、何処かであんたを操ってる黒幕！」
モノクマ「……！！ふ、ふん！！
いくらそうしたってオマエラは何も出来やしないんだ！
もうボクの手中の中だし！！
オマエラは会場から出られやしない！！」
銘苅「ふふ、自力で脱出出来たらあとは
好き勝手していいって言葉…忘れてないわよね？」
モノクマ「や、やってみなよ！！出来るもんならね！」
黒川「…いや、あんたは私達を閉じ込めて
死ぬ直前まで追い込んで…実際光夜は死んだ、
それで良い気になってるのかもしれないけど…
もう私達はっあんたの想像以上に多くのことを
知ってるの。…窮地に追い込まれたのはあんただよ。」
平良「私もよっ……モノクマ！絶対許さない！！
水岬ちゃんの為にも絶対復讐してやるんだから！」
そうして熱く燃えたぎる闘志は冷めることを知らずに、
裁判所を焦がし尽くす勢いでメラメラと燃えていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あんこもち | 作成日時：2022年11月25日 23時
