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ミツヤさんがクロにきまりました。
オシオキをかいしします。
薄暗い部屋の中。
ラウンドテーブルを前に椅子に座らされる。
両腕は椅子のアームレストにチェーンを巻き付けられ
固定されていた。
水岬「…(懐かしい、酷く見覚えがある。
けど…初めて見る景色だな。
…私が"こちら側"に座るなんて。)」
【聞いて地獄見て極楽】
謎に黒服の衣装をまとったモノクマが
料理を運んできた。
それをそっと口元に運ぶ
水岬「え、食いたくないんだk」
暗闇に見えない"奥"から飛んできたナイフが
頬を掠め顔を血で濡らした。
…大人しく食べる。
水岬「…あ、意外と普通…いやむしろ美味s」
次はシザーがとんでk…待ってあれ私の私物…
巫山戯んなよクソ雑に扱いやがって
…ってか、何言っても何かしら飛んでくるのか。
水岬「…腹立つな。」
そう小声でつぶやくと
モノクマは慌てて別の料理を持ってくる。
水岬「……あ」
満足した素振りをすればするほど"死"に近づく。
かつて私は少なくともそうしていた。
さっき食べるのを拒否した時にナイフが飛んできたのは
"満たされた"と捉えられたから。
成程、分かった。これ以上長引かせる必要も無い。
満面の笑みを張りつけてモノクマにこう言った。
水岬「………
"安心したよ"…」
………
………………………
229話 ページ45
前田「み、光夜！！いいの！？いいのかよ！！
これでっ……！！」
水岬「良い。違いない。
…受け入れて欲しい、これが私の見た光なんだ。
"利益"と"絶対の愛"が
その利害を結んだ結果に他ならない。
…まぁ、モノクマに一矢報いたしね」ﾎﾞｿﾘ
モノクマ「あー…じゃあ、
始めちゃおっか！！」
上原「まって…だって私はっ……」
モノクマ「本人も色々整ったみたいだし！！」
上原「君にっ……君に言わなければいけないことが
沢山あってっ…！」
モノクマ「それではさっそく！！」
上原「いやだっ……待って…待ってくれっ…！！」
モノクマ「張り切って参りましょう！！」
上原「いやっ……嫌だ止めろ…！！
やめろやめろやめろやめてくれっ……！！」
モノクマ「それではー」
水岬「…上原君。
…大丈夫、君を泣かせたまま死ぬことはしない。
…またね。」
上原「…ッ！！！
待っ…!!!!」
モノクマ「オシオキターイム!!!!」
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薄暗い部屋の中。
ラウンドテーブルを前に椅子に座らされる。
両腕は椅子のアームレストにチェーンを巻き付けられ
固定されていた。
水岬「…(懐かしい、酷く見覚えがある。
けど…初めて見る景色だな。
…私が"こちら側"に座るなんて。)」
謎に黒服の衣装をまとったモノクマが
料理を運んできた。
それをそっと口元に運ぶ
水岬「え、食いたくないんだk」
暗闇に見えない"奥"から飛んできたナイフが
頬を掠め顔を血で濡らした。
…大人しく食べる。
水岬「…あ、意外と普通…いやむしろ美味s」
次はシザーがとんでk…待ってあれ私の私物…
巫山戯んなよクソ雑に扱いやがって
…ってか、何言っても何かしら飛んでくるのか。
水岬「…腹立つな。」
そう小声でつぶやくと
モノクマは慌てて別の料理を持ってくる。
水岬「……あ」
満足した素振りをすればするほど"死"に近づく。
かつて私は少なくともそうしていた。
さっき食べるのを拒否した時にナイフが飛んできたのは
"満たされた"と捉えられたから。
成程、分かった。これ以上長引かせる必要も無い。
満面の笑みを張りつけてモノクマにこう言った。
水岬「………
"安心したよ"…」
………
………………………
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作者名：あんこもち | 作成日時：2022年11月25日 23時
