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213話 ページ29

小橋川「ちょ、ちょっと待てよ!?
まさか解体作業までハサミでやったって
言わねぇよな!?」






比嘉「いや…ハサミは…流石に無理だろ」






水岬「モノクマに"うっかり"投げちゃったとき、
壁に突き刺さるほど鋭利で、
頑張れば鉄製の機械くらいなら破壊できる。」






牧「えぇっ…鉄!?冗談でしょ!?」






水岬「嘘じゃないって、実践済み。」






平良「いや…って言うかなんでさっきから
自分から手がかりをぼろぼろと…」






依然訳の分からない水岬の行動に狼狽する。
これ以上交錯する前に話を修正するべき。






銘苅「…香水女、一応聞くけど
あんた舞踏会場の全員の部屋にガサ入れした
らしいじゃない?それらしいものはあった?」





木宮「なかった。ちなみに探したまま放置した
から今全員部屋クソ散らかってるよ。」





小橋川「おい!!」





銘苅「へぇ…じゃあ、犯人は今刃物を持った状態…
ってことね、」





水岬「あ、あの…一応言っておくが…



ハサミ…多分一時的だと思うけど、
モノクマに回収されちゃって使えなかったよ」





その言葉に"え?"とほとんどの人が素声を
出してしまった






銘苅「なにそれ、どういうこと」






小橋川「い、いや…俺達を騙す為の嘘だろ!?」






A「も、モノクマさん、今の話は?」





モノクマ「えぇ〜?ど、どうかなぁ?
ま、まぁ…?あんな危ない刃物10本も
持ってるんだから、回収されちゃってても?
文句言えないよね?

ま、まぁ回収してない…かもしれないけど?!」






金城「…




…成程、どうやら今の話は本当のようだな」






木宮「え?何故」





銘苅「私達全員そいつが持ってるハサミの数なんて
知らない。でもモノクマは今"10本"と言った。
そいつが光夜水岬の所持品に手をつけたって
自白したとみても過言ではないわ。」






モノクマ「ギ、ギクッ…」






祷「…なら……なら、犯人は……何を…


何を使ったのでしょうか……」





考えれば考えるほど謎が増えていく。
いや、それでも一人。






上原「…っ……!」






気づいてしまった人間はいるみたいだけど






A「………そういえば、結局
ご遺体を解体できた人間が犯人…というのは
確実なんでしょうか?」






銘苅「確定ではない、けどもし違う場合は
共犯者2人ということになる。

…あまり考えにくい可能性に先に時間を割くなんて
愚の骨頂よ。」

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作者名:あんこもち | 作成日時:2022年11月25日 23時

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