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209話 ページ25

友利「え!?ちょ、ちょっと待ってよ!?
何!?光夜は1度会場から脱出したってこと!?」






銘苅「えぇそうよ、それもモノクマ本人の口から
聞いたから間違いない、光夜にも確認したわ。」






小橋川「おいぃ!!お前こそなんで
そんな大事なこと言わねぇんだよ!?」






銘苅「私があんた達に協力する義理なんてない。
何回も言わせないで」






比嘉「お…おいっ!!!巫山戯んの
もいい加減にしろ!!
あいつが犯人なわけねぇだろうが!!


だいたい、もし化学室で薬品を回収
出来たとしても、メイスの件はどうなるんだよ!?
あの場には木宮もお前自身もいて、
何時盗む時間があったって言うんだよ!?」






小橋川「な、なぁ…そもそもメイスが
消えたのを銘苅が確認した時には
すでに木宮と光夜がいたんだろ?

それでその後木宮と光夜が武器庫から
いなくなって牧と銘苅が少し話して…

…どっちが先に武器庫から出た?」






牧「ぼ、僕だね」





小橋川「…なんなんだ?この違和感…」






金城「…小橋川の言いたいことはだいたいわかった。



俺達は銘苅の証言でメイスを盗み出したのは
木宮、光夜かそれかもしくはそれ以前に
武器庫にいた人間だと思っていた…が、


牧と銘苅に武器庫から出たタイミングに差があるなら
最後に武器庫を出たのは銘苅だ。
銘苅が刃物と鈍器を盗み出し、
俺たちに嘘をついたと考える方が自然だろう」






銘苅「はぁ?一応聞くけどその私の証言って
メイスが消えたタイミングのことよね?

それに関しては私以外にも言及している人間、
一人いたでしょ?」






A「え…?それって…」






銘苅「光夜水岬。




しかも、此奴は言い切ったわ。
メイスが盗み出されたのは自分達が武器庫に
入ってから出るまでの時間だって。」






前田「え?でもそれだと…あれ?
だって…化学室の件も加味するなら
…今のところ最有力候補って…」






銘苅との論争を一旦そこでストップして
みな自然に光夜の方へ振り返ると






水岬「………ん?」






彼女はなんてことないような顔で
ニコニコと笑っていた。

疑われている身であるにも関わらず
その面持ちがやけに不自然で…






銘苅「…はぁ、だから言ったのよ。
錯乱させるだけだから言いたくないって」





上原「光……夜…?嘘……だろう…?
だって……だって君は…」






水岬「………はぁ、あのね上原君。







……その真偽を考えるのは君たちの仕事なんだが?」

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作者名:あんこもち | 作成日時:2022年11月25日 23時

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