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『いやー、久しぶりだなあ 秀』
父さんは元気か？、なんて個室に繋がっている通路を歩きながら
先輩と世間話をする 50後半くらいのおじさん 。
番組の打ち上げをやっているらしく その場に
成田先輩とわたしを誘ってくれて
先輩、このおじさんと親しそうだけど
… どういう関係なんだろう 。
・
成田「親父は相変わらず元気にやってますよ 。
… けど笹森さん、ほんとにいいんすか」
関係ない俺らが打ち上げに参加しちゃっても、なんて謙虚な先輩
でも笹森さんというおじさんは、いいのいいの なんてお気楽な返事をして
笹森「けど あんなに小さかった秀に、こんな可愛らしい彼女がいたなんてなー」
成田「はは、こいつはただの後輩ですよ」
笹森「秀、そんな恥ずかしがるなって」
フライデーには言わないし、なんて
腕を組みながら大きく笑う 笹森さん 。
そんな、わたしたちほんとに違うのに
・
笹森「… ここで打ち上げしててね。 さ、入って」
笹森さんに案内されたのは
個室と言っても、宴会を開くような広々とした個室で
襖の向こう側からは、わいわいと騒いでいる声が
はっきりと耳に入り込んでくる 。
わたしは 成田先輩の背中に続き
脱いだヒールを揃えて おじゃまします、と打ち上げが行われている個室へと足を踏み入れて
目の前の光景に、緊張で息を飲み込む わたし 。
広い個室には、３０人くらいの人たちが座っており
お酒を飲む人や雑談をして笑う人、様々な人たちがいて
・
笹森「こいつさ、俺の友達の息子
さっきばったり会ったから連れてきた」
『ああ、俺知ってるよ。 成田アナウンサーでしょ？』
昨日 テレビに出てたよね、なんて
目の前のテーブルに座っていた男の人が、嬉しそうに話して
それに対して、照れ臭そうにはにかむ 先輩の姿 。
・
笹森「で、こっちが七崎さん
秀の、…” 彼女 ” だってよ」
「… え、あっ。 わたしは」
『いやー、美男美女でお似合いだね』
また勘違いをされて、ちらっと お隣を見上げると
肩を揺らしながら笑う 成田先輩の姿
… もう、笑うとこじゃないのに 。
・
そんなことを思いながら、ふとあたりを見渡すと
見覚えのある姿が 奥の方の席に座っていて
こちらの視線に気づいたのか
お隣に向けられていた視線が、ちらっとこちらに向けられた 。
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つつたんまる(プロフ) - 続き気になります！！！ (2021年2月7日 21時) (
レス) id: 85b052b1c5 (このIDを非表示/違反報告)
山田なの - ほわああ惚れたぁ、、、すいません大人のお部屋のパスワードってお教えいただけますでしょうか、、、更新頑張って下さい！！ (2020年12月9日 21時) (レス) id: 0a5dce999f (このIDを非表示/違反報告)
くるる(プロフ) - すっごく面白いです、更新待ってます！m(*_ _)m (2019年4月27日 17時) (レス) id: 2643c1fb85 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 面白いです！！更新頑張ってくださいね〜！ (2018年11月29日 16時) (レス) id: caef1a5f82 (このIDを非表示/違反報告)
桜坂(プロフ) - 突然ですみません！大人の部屋のパスワードを教えて頂きたいです！(>人<;) (2018年11月27日 21時) (レス) id: 50ceb5af42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まおぽこ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/@maomao__0509
作成日時：2018年7月1日 2時
