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私は自分自身が傷付いてるはずなのに梨奈ちゃんの悲しそうな顔を見ているとほっておけなくなった
A「海人本当にいい加減に、」
平野「Aー！」
海人の我儘を止めようとしたとき、後ろから平野先生に呼ばれた
私はナイスタイミング！そう思って平野先生に駆け寄る
そして
平野「ちょっと用があるんだけど時間ある？」
そう聞かれて私は即座に、はい！と答えた
そして海人の方を向いて
A「そういうことだから！先に帰っててね」
そして梨奈ちゃんの方を向いて、ごめんなさい。そう言って私は2人に手を振って平野先生とまた学校の中に入って行った
私は海人と梨奈ちゃんが見えなくなってから平野先生に話しかける
A「先生！用ってなんですか？」
そう聞くと平野先生は悪戯な顔をして笑った
平野「何もなかった笑
ごめん、困ってるのかなとか思ったから」
違った？
そう言って聞いてくる先生に私はお礼を言う
A「いえ。すごく困ってました。
本当にありがとうございます」
そう言ってペコッとお辞儀した
平野先生は
平野「いや、鈍感な男子っていうのは大変だね！
�盒兇�んはなかなかの天然だらしだと思うよ笑」
女の子は苦労するね、なんて言いながら歩いている
いや、先生もよっぽど鈍感天然たらしだと思いますが…
なんて思ったけどそれは言わないでおいた
A「そうですね…」
そう言って困ったように笑う
すると平野先生が私の方を見た
平野「あ、ついでに伝言！
昨日保健室勝手に出て行って屋上来たでしょ？
先生すごく心配してたから大丈夫ですって一言言ってから帰ってやって」
そう言われて私はムッとした
A「どうして平野先生はあの先生を庇うんですか？
悪いことしてるんですよ？！
もっと怒って良いと思います！」
そう言うと平野先生は、そうだなと言った
でも
平野「俺の代わりにお前が怒ってくれてるからもう十分だよ
それに永瀬は俺より辛い思いしてるから」
そう言う先生に私は気になって聞いた
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 14時
