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するとそこには
永瀬くんが立ってた
私は一瞬顔が歪む
永瀬くんはそんな私たちのところに向かって歩いてくる
そして私の顔を見る
廉「お前保健室から何も言わずに出ていくなや
先生心配してたで」
そんな言葉を聞いてカチンときた
誰のせいでそうなったと思ってるの
私は永瀬くんに何も返さず黙っていた
永瀬くんはそんな私から視線を外し平野先生の方を見る
廉「先生はこんなところでまたサボりですか？
色んな女子に声かけてるみたいですけど次はAですか？」
なんて言っているから私は平野先生を庇うように前に立つ
A「それって永瀬くんがどうこう言えることじゃないでしょ？」
そんな私に、は？！と返す永瀬くん
そんな私たちをなだめるように、まぁまぁ！と平野先生が間に入った
平野「お前らとにかく教室戻れ
あと5分で今日の授業は終わるから
頭冷やして明日からまた学校頑張れ！な？」
そう言って平野先生は屋上の扉に向かって歩いていく
私も平野先生の後を追って出ようとした
すると
廉「A」
永瀬くんに呼び止められて足を止めた
そして振り返ると永瀬くんがこちらを見ていた
廉「ここで平野先生と何してたん」
なんて聞いてくるから私は静かに答える
A「話してただけだけど」
廉「2人きりで？」
私はイラッとして永瀬くんに近づき睨む
A「2人っきりで過ごして何かあるって疑うのは自分がそゆことしてるからじゃないの？」
私がそう言うと永瀬くんの目が一瞬揺れたように見えた
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 14時
