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そして2人でオムライスの材料を作る
にんじんを切って玉ねぎを切った
隣で永瀬くんはお肉を必死に切ってくれている
なんか不思議な光景だなぁ
永瀬くんが隣にいるなんて…
しかも学校じゃない場所で
なんて思っていると永瀬くんがこちらを見てきた
廉「そんなじろじろ見られてたら集中できひんねんけど」
なんて言うので私は自分の手元に視線を戻した
そんな私を見て永瀬くんが話しかけてくる
廉「なんか、すげぇな」
そんなことを言ってくるから、私は不思議に思って永瀬くんに聞いた
A「何が？」
廉「ご飯作んのに買い物でもあんなに色々考えてんねんな。
俺はいつも何も考えんとコンビニ行って好きなもんカゴに突っ込むだけやから」
そう言いながら永瀬くんは切りにくそうなお肉を必死に切っている
私は永瀬くんに、かして？と言って包丁を借りた
そしてお肉を切っていく
A「包丁って何回も行き来させるより、一回で斜めに下ろしながら切ると切りやすいの」
そう言ってお肉を切り終えてボールに入れた
私は材料を借り終えて包丁とまな板を洗う
A「生活していくために色々考えるよ？
安さって大事だからね。
でも美味しく食べてほしいし栄養バランスも考えたいから安さだけじゃダメな時もある！
結局、美味しく食べてもらえるように頑張りたいだけ」
なんて言いながら洗い終えた包丁とまな板を干す
永瀬くんは何も言わずに静かに私の料理しているのを見ていた
私は材料を使ってオムライスを作っていった
途中から永瀬くんが
俺見とく。なんて言うから結局1人で作っている
そしてフライパンの上でライスをくるみそのままお皿にパカっと乗せた
そうしてオムライスに永瀬くんのNを書く
私はそれを永瀬くんに渡した
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
