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そんなことを考えているといつの間にか海人が私の目の前に立っていた
私は背の高い海人を少し見上げて見る
すると海人は笑って
海人「俺もやるときはやる男！たまにはね！」
さ！学校いこ？そう言って海人は私よりも先に部屋から出て行った
珍しい光景
いや、むしろ初めて見る光景だ
どうして朝早くに起きたんだろ？
普通のことなはずなのに
毎日起こすのに手間取って大変なのに
なぜだかちょっとモヤッとした
そんな私を海人が部屋まで迎えにきて
A早く行くよ！そう言われ海人に腕を掴まれた
そして私は海人に連れられて家を出た
海人はいつも通り隣に立って鼻歌を歌いながら歩いている
特にいつもと変わらない
A「海人、今日はどうしたの？
朝から自分で起きて準備できるなんて」
何かあったの？そう聞くと海人は私を見てきた
少しの間黙っていたけどニコッと笑って
海人「いっつもAに起こしてもらってるからさ！
今日は自分で起きて準備して驚かせようかなって！
でもA全然褒めてくれないし、どうしたの？しか言わないじゃん！悲しい！」
なんて言ってる海人はやっぱり普段と変わらないように見える
本当に気が向いて自分で起きてみようと思ったのかも
私は考えるのをやめて海人に謝る
A「ごめんね？あまりにもびっくりしすぎて言葉が出なかったの
海人偉いね！この春に雪でも降るかもね！」
海人「なんか褒められてる気がしないんだけど！
でも俺偉いよね？！Aにそう言われると自信持てる！」
そう言って嬉しそうな顔をしてまた鼻歌を歌い始めた
そうして私たちは学校まで歩いた
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
