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永瀬くんは見た目が綺麗で、それ目当てで寄ってくる女の子たちが沢山いるだろう
それきっかけで永瀬くんに好意を持ち始めた子だっていると思う
でもその子たちが永瀬くんを好きなことに変わりはない
人は別に見た目とか中身とか関係なく
好きになる時は好きになってしまうものだと思う
A「どんなきっかけであれ最後にちゃんと永瀬くんを見てくれる人に出会えたら永瀬くんも好きになれるんだと思う！
あの変な作り笑いじゃなくて1人1人とちょっと真剣に関わってみたら？」
案外面白い子いるかもよ？なんて言って私は永瀬くんよりちょっと早く歩く
そして海人がいつも朝歌ってる鼻歌を歌って軽くスキップする
なんか楽しい
海人のこと人に話したことなかったからすごくスッキリした
ずっと隠して生きてきたから
いや、隠さなくてもよかったんだけど
言えなかった
誰かに言ってもしものことがあって
海人と幼馴染みって関係も終わっちゃったらどうしようなんて
でも何故だか永瀬くんには話せた
高校2年目でもまだ私は知らない人が沢山いて
新しい出会いがあるもんなんだなぁなんて感心する
そんな私の後ろ姿を永瀬くんは静かに見ていた
私の家に着いて私は永瀬くんの方を向く
A「なんか結局送ってもらっちゃってごめん…！」
そう言うと永瀬くんは、大したことないわ。と言ってくれた
やっぱり永瀬くんはなんだかんだ優しいと思う
そんなことを思いながらふと気になったことを聞く
A「ねぇ、本当どこに住んでるの？！
ここから近いとか言ってたけど嘘でしょ？」
なんて言うと永瀬くんは意味ありげにフッと笑って
廉「そのうち分かるやろ。隣の席なんやから」
そう言って手を振って帰っていった
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
