31 ページ31
.
1人で歩く帰り道
小さな石ころを蹴りながら帰る
もう2日も海人と帰ってない
たった2日だけど
でも寂しいな
さっきのメールを思い出す
"ごめん！先帰るね！また明日ねー！"
15分って言って30分待たせちゃったから拗ねちゃったかな？
いや、でも海人は拗ねるとメールにびっくりマークなんて付けない
それどころか点や丸だってないからすぐに分かる
じゃ、どうしたんだろ？
あんなにタピオカイチゴミルク飲みたがってたのに
まぁでも早く家に帰って海人に聞こう！
そう思って走り出そうとしたとき
ガシッ
手を掴まれて咄嗟に振り向く
するとそこには永瀬くんが立っていた
え？
私は驚く
A「永瀬くん？！あれ、どうしたの？！用事は？」
そう聞くと永瀬くんは私の手を離して歩き始めた
私もそんな永瀬くんを追いかけて隣に並ぶ
A「ねぇ！永瀬くん用事は？！」
廉「終わった」
早！
どんな用事だったんだろ
そんなことを思いながら、そっか。とだけ返した
そんな私を見てくる永瀬くん
廉「お前って何も探ってこーへんよな
まじで俺に興味ないのがよく分かる」
なんて言うから私は首を傾げた
A「別に永瀬くんに限らないよ？
人に深く入り込むのってどうなのかなって
というか！ちょくちょくモテ発言入れないでよね！」
そう言う私に永瀬くんは、はいはいと適当に答えた
そして
廉「てか�盒兇匹Δ靴燭鵝�帰ったとか？」
海人の名前が出てきてまたちょっと凹む
A「うん、待ってられなかったみたいだね。
先に帰ってるみたい！帰って謝らないと」
そう言うと永瀬くんは、あっそ。と答える
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 110人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
