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A「ちょ、ちょっと！その誤解されるような言い方やめてよ！」
私の慌てる様子に、なんで？なんて聞いてくるから呆れる
だってそんな言い方したら
結菜「は？！毎日ボタン止めてもらってるの？！
ちょっと待って引くんだけど」
玲「思ってる以上になにもできないのな海人」
ほらね
変な風に思われる
私は2人に慌てて誤解を解く
A「中学生の時の話だからね？！
今はしてないよ？！今日はそれを思い出して懐かしいねって言ってただけだから！」
そう言うと海人は
海人「だってA恥ずかしがるんだもん！
上半身の裸なんてなにが恥ずかしいの？ね！玲！
玲だって結菜に見せれるだろ？！」
玲「いや、見せれるって表現がおかしいけど。
まぁ別に恥ずかしくて見せられないってわけではないな。だって男は水着は上は裸だし」
結菜「まぁ確かに見せつけられるのは嫌だけど別に見ちゃやばい！とかも思わないかも
男なんてそんなもんなんじゃない？」
3人に言われた挙句、Aは経験ないからなぁ、と結菜に最後のとどめをさされて凹んだ
と、その時
廉「…今どきいるんや、そんなやつ」
そんな声が聞こえて隣を向くと永瀬くんがいて、彼は席に座った
私は聞かれていたことが恥ずかしくて
A「だ、だから！男に興味なかったから仕方ないのよ、別に私可哀想なんかじゃないから！」
なんて言うと永瀬くんはこちらを見て
廉「俺別にそこまで言ってへんけど」
なんて言ってバカにしたような目つきで笑ってくる
いや、絶対そう思ってたでしょ？
顔に書いてあったから
なんて思っていると
"廉くーん！！"
何人かの女子が永瀬くんを囲み始めた
「ねぇ、永瀬くんっていつもどこに行ってるの？」
「廉くんって彼女いる？」
「連絡先知りたいんだけどダメかな？」
そんな様子を見て私は感心した
へぇ、本当にモテるんだ
噂には聞いてたけど全く知らなかった
永瀬くんは女の子に囲まれて色んなことを言われてるけど何も言わなかった
無視？失礼じゃん
なんて思っていると永瀬くんはゆっくり顔を上げて女の子たちの目を見た
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
