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皆んな凄い考えてるなぁなんて思いながら貼っていく
下の方は貼り終えて、あとは上の方
自分の身長では届かないので椅子に乗って上の方にも貼っていく
あと、ちょっとが届かない…！
そう思って背伸びした時、
グラッ
椅子が傾いて靴下で滑ってしまった
やばい、こける！
そう思ってぎゅっと目をつぶる
ガシッ
痛みはこなくて目を開けると顔の目の前に永瀬くんの肩があった
だ、抱きしめられてる？！
そう思って焦っていると永瀬くんは私から離れて優しく椅子に立たせてくれた
廉「上の方は危ないからやんなよ
あと数枚やしもう帰ってええで」
そう言って永瀬くんは上の方の壁にプリントを貼り始める
私は靴を履いて椅子を元に戻した
そして永瀬くんが貼り終えるのを待つ
永瀬くんは一向に帰らない私に気付いて
廉「帰ってええで、なにしてるん」
そう言ってくるから
A「当番だから待ってるよ
2人で終わらせないと！それに1人なんて寂しいじゃん」
そんなことを言ってから、しまった！と思った
いつも海人は何かと1人にされるのが嫌で
寂しいから待ってて！って言われることが多い
だからつい永瀬くんにも同じように思ってしまった
今どき高校2年生の男子が一人で教室に残るのが寂しいなんて
女の子や海人じゃないんだからないだろう
それにあの永瀬くんだし
やっちゃったなぁ！なんてぐるぐる考えていると
廉「んじゃ待っててや。あと5人分で終わるし」
そう返事をする永瀬くんに驚く
私は慌てて
A「う、うん！分かった」
あれ、否定しないんだ
そんなことを思いながら自分の席に座って永瀬くんを待った
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
