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女たらしだとか誰でも相手するとか
まぁ全然良い噂じゃないよね
なんて答えよう、と思っていると
廉「女関係がやばい的なやつ？」
そう言う彼に、私は思っていたことを当てられて戸惑ってしまった
そして永瀬くんはハッと笑って
廉「そんな必死に隠さんでええから
分かってるし、てかまぁ事実やし」
なんて言いながら仕事を続けるから私は永瀬くんの顔を見て言った
A「事実、なの？それは悲しいね」
そう言って順番に並び替えたプリントをまとめて立ち上がる
そんな私に永瀬くんは、
廉「よく言われるで
私のことは本気だったんでしょ？とか、最低！あの子が可哀想とかな。」
A「そうじゃなくて」
私は永瀬くんの言葉に被せる
永瀬くんはプリントから目をそらして私の顔を見た
A「永瀬くんが悲しいねって意味。
だってそれ永瀬くんにとったら誰のことも本命じゃないってことだよね？
好きって言われて近付かれて、受け入れて最後は泣かれて最低って言わたりするんでしょ？
それの繰り返しってなんか寂しいなと思って」
そう言って私は教室の壁にプリントを画鋲で貼っていく
A「あ、でも全部受け入れる永瀬くんも悪いんだからね？」
そう言って振り返ると、永瀬くんは椅子には座っていなくていつの間にか私の後ろに立ってた
私は思わずドキっとした
そして永瀬くんが静かに近づいてきて私の手からプリントを取り壁に貼り始めた
あ、貼ろうとしてくれたんだ
びっくりした
急に後ろから近付いてくるから…
永瀬くんって分かんないなぁ
そう思いながら私も壁にプリントを貼る
貼りながらプリント内容を読んでいた
国語の授業中にそれぞれが作った詩を後ろに掲示するらしい
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
