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そんな時、海人が私の後ろに回って背中に思いっきりもたれてきた
海人「そんなの良いじゃん別にー！
だってどうせAも興味ないだろ？永瀬のこと」
な！なんて言われたその時
ｷﾝｺﾝｺﾝｺｰﾝ
チャイムが鳴った
その音が聞こえると、あとで！と言って結菜と玲は戻っていった
海人も私から離れて席に戻る
私も体制を整えて前を向いた
そうすると、先生が教室に入ってきて今日も授業が始まっていく
3時間目
今日は数学
嫌いなんだよなぁ数学
そんな風に思いながら授業をなんとなく受けていると
私の足元に消しゴムが落ちてきた
私は隣を見ると永瀬くんがこちらを見ている
そして私の足元を指差している
あ、永瀬くんのか
そう思って消しゴムを拾って永瀬くんに渡した
すると彼は消しゴムだけでなく私の手ごと掴んできた
私はびっくりして永瀬くんを見る
そんな私とは逆に永瀬くんは冷静だった
そして
廉「…あのさ」
そう小声で話す永瀬くんに私は耳を近づけた
大きい声で話すと先生にバレるから
数学の先生は本当に口うるさいから気を付けないといけない
私は小声で、なに？と聞いた
廉「こいつとそんなに仲良いん？」
そう言って永瀬くんは、永瀬くんの前に座っている海人を指差す
海人は眠たいのか、顔が少しふらついてる
私はそんな海人を見ながらちょっと笑ってしまった
そして永瀬くんに目を戻して答える
A「まぁ腐れ縁ってやつだよね
赤ちゃんの頃からずっと一緒にいるから」
廉「だからお前はこいつ以外興味ないん？」
永瀬くんが急にそんなことを言ってくるから私は驚いて、思わず永瀬くんから離れた
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作者名：T.che | 作成日時：2020年2月21日 1時
