6日目____(1) ページ11
「おはようございますわ、ベ...ベアル....さま....」
「ん?ああ、おはよう。
....これか?我輩は人の体に慣れていなくてな。それともあれか。
姫様は男の裸を見るのははじめてか」
きゃああああああああっ!!!!!!
明け方の森に私の悲鳴が響く。気がついて目を覚ますと、ベアルさまがギム様に超絶説教をくらっていた。
この数日間でわかったことは、魔族の方々は意外にオープンだということです。
「すまなかった、少女よ。あまり服を着たくないものでな。」
「プリンセスの前での大胆発言!!」
「そこに痺れない憧れない!!」
この楽しげ(?)な雰囲気を見るに、この3人はやはり旧知の仲なのでしょう。
勇者さまが今もなおここへ向かっている____。
果たして本当に彼らは悪なのでしょうか?
「しかし彼女の説教でせっかくの食事が冷めてしまった」
「失礼だけど、食事って.....それ?よく食べるねえ、量的にも材料的にも」
「それとはなんだ、失礼な。今日はご馳走だ。
オオムカデの丸揚げとアナコンダの煮込み、イモムシの....」
「私、グルメなんだ。王だから」
苦笑いしながら、魔王さまがわたくしに手をさしのべる。
「ごめんね、プリンセス。なんせ成り上がりのもんで礼儀を知らないんだ」
「誰がだ、失敬な!」
演劇みたいな会話を繰り広げる二人でしたが、これでも皆様上級魔族の方々なのですね。
もはや悪魔に驚かなくなってきている自分が怖くなってきました。
「なあなあ、姫君。最近振り回されてばっかだな」
「そう、ですね....。少し疲れました」
「すぐ慣れるさ。王はもちろん、あの人も悪い人、もとい悪い魔族じゃねえよ。唯一俺が嫌いなのは____」
ばさばさっ、と、羽のような何かが羽ばたく音がして、その彼...(?)は現れた。
『マイロード、ベアル様!電報でございます!!』
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ファイアー@宝石の国沼(プロフ) - arisunekoさん» 分かりました!更新は遅くなるかもしれませんが必ず登場させたいと思います!ありがとうございます! (2019年6月9日 21時) (レス) id: 58297e2569 (このIDを非表示/違反報告)
arisuneko - ん〜、いつも冷静に物事を見ている的な! (2019年6月9日 20時) (レス) id: 322193fd57 (このIDを非表示/違反報告)
ファイアー@宝石の国沼(プロフ) - arisunekoさん» おお〜〜素敵なキャラをありがとうございます!!実在の魔族しか募集しないつもりでしたが.....素敵です!!性格などの指定はありますか? (2019年6月9日 16時) (レス) id: 58297e2569 (このIDを非表示/違反報告)
arisuneko - 名ガイス 真名ユース=ガイスト 魔族の精霊使いはどうでしょうか!なんとなく作ったキャラです (2019年6月9日 11時) (レス) id: 322193fd57 (このIDを非表示/違反報告)
ファイアー@宝石の国沼(プロフ) - 作者から:登場させてほしい魔族や天使、盗賊などの勇者の仲間は随時受け付けます。みんなの溢れるアイデア募集中!!(創造力の乏しさを補おうとする女) (2019年6月5日 18時) (レス) id: 58297e2569 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ファイアー@橙蛙不二周助の人 | 作成日時:2018年8月22日 20時