宝石の体を持つ者 ページ4
私は目覚めた洞窟から動けずにいた。
何故かここが落ち着くのだ。
人間だった頃は、暗いところは大の嫌いだったのに……
体が、慣れてしまったのか?
どうやら、寝ている間に体がこの冷たい洞窟に慣れてしまったのだろう。
しかし、その時だった。
誰かの足音が来た。
私はその時、怖かったのか近くの岩の陰に隠れた。
桃色の男性「あっれー……さっきみつけたんだけどなー……」
キセルを持った男性「勘違いだったんじゃねぇの?」
桃色の男性「俺は見たもんな!ここに誰かいたのを!!!!!!!!」
キセルを持った男性「まー、どっかひょこっと出てくるだろ」
桃色の男性「お前は適当すぎんだよ、あとキセルやめろ!!!!!!!!」
……そう言って2人はどこかに行ってしまった。
私「……絶対あの2人不良かなんかだよね……あの2人には会いたくないな……」
でも、ここで立ち止まってる訳にもいかない。
さっき洞窟から見えた、町に行こう。
そこには、私みたいな人が集まってるかもしれない……!
私は、ずっと手に持ってる分厚く、何も書かれてない本を両手に持ち、洞窟を後にした。
町に行けば、何か分かるはず……!
私の事をわかってくれるはず!
そんな希望を胸に抱き、私は先へ進むことにした。
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Armonica@面倒臭がりの権化(プロフ) - 情報屋さんすげぇ (2018年10月27日 16時) (レス) id: fef8d755ae (このIDを非表示/違反報告)
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