美女のお願いは恐ろしい ページ13
「ちょッ、母さん何言って！！！」
「嫌です！！！」
私は食い気味に誘いを断る。もっというなら机をバンッ！！と両手で叩いた。
が、しかし。彼女の方が上手で美しい笑みを浮かべ彼女は悪魔の囁きをする。
「手伝ってくれないなら、あの件。うっかりマスコミに話しちゃうかも〜。だから！お願いよ〜」
〜っ！！！この人。ほんっと！！！
あの件とは、特務課が隠蔽しているとある事件の情報を他言しないでもらっている事だ。
その件については、私の黒歴史に直結するのだが。
その話はいずれまた。
…とはいえ、あの件を人質に取られた今。私にはこの話を断るという選択肢が無いわけで。
「ね！Aちゃん！お願い！」
くっそ！！！顔がいい！！！
綺麗な顔してこの人ほんっと！！！腹立つ！！！
「あー！！！！もうっ！！！わかりました！！！やればいいんでしょ！！！！」
もはや、ヤケクソである。
「Aちゃんならそう言ってくれると思ったのよ〜」
千景さんは、自分が脅しをかけた癖に白々しく告げる。
……キレそう。
絶対この状況楽しんでるなこの人。
「寺井さんに頼むのもあの人も歳だから厳しい部分もあると思うし、それに、Aちゃんなら情報収集なんて楽勝でしょう。私の愛しい息子のこと頼んだわよ〜。じゃあ、私はこれから舞台見に行くから切るわよ〜」
にっこりと微笑みながら、ベラベラと好き放題喋ったあと千景さんはあっさり通話を切った。
「…おめー。大丈夫か？」
大きく溜息をついて項垂れる私に、後ろからほぼ空気と化していた黒羽くんが漸く言葉を発した。
「あーうん。大丈夫。多分。黒羽くんの方こそ私が居て、大丈夫なの？」
「んー、まあ。母さんが、あそこまでおめーを推すってことは、それだけおめーが頼りになるってことなんだろ。だから俺は別にいいんだけど…大丈夫じゃねーのはおめーだろ。犯罪の片棒を担いでくれって言われてるわけだし」
「…成程。」
案外お人好しなんだな。この人。
もう断れないしなぁ。やるしか無いし。
「怪盗キッドってさ。殺しはしないんだったよね」
「ったりめーだ！！」
「…わかった。やるよ。情報収集なら任せなさい！！」
ふぅっと、息を吐き出して。
声高らかに私は怪盗キッドの協力者になることを宣言した。
「んじゃ、改めて」
心底楽しそうに、黒羽くんは笑った。
「「これから宜しく」」
先ずはお互いのことを知りましょう�、�←侵入者は月下の奇術師��
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アゲロ - コナンクン，，，相変わらずすごいな汗頑張ってください！ (2020年9月27日 19時) (
レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - いや…吹っ飛ぶけど対した怪我しないからいいはアカンやろ(ツッコミ) これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年6月9日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スピカ | 作成日時：2020年5月14日 17時
