控えめに仕事させて、てか帰らせて.22 ページ22
「ここがお前達が2泊3日する俺様の別荘だ!!」
無事に飛行機酔いもせず問題なく目的地にたどり着いた
時刻は昼の2時風呂はまだだいぶ先だと数少ない女子を集め自分たちが2泊3日する部屋へと向かう
『飛行機の時なにかなかった?』
「えっと、強いて言うならテストの課題が終わっているか聞かれました」
「ああ!!私まだ終わってない!!桜乃終わった!?」
さっきまで静かにしていた朋は本来のお転婆娘を発揮している。そして桜乃も同じように焦りながら首を振った。
「リョーマ様に国語教えようと思ってたのに…終わってある教科の時に急いで終わらそう」
「それがだめなのよ。桃城君に聞いたんだけど全部の教科対策をするからその時間はその教科の勉強しかだめなんだって」
「えー!!じゃあ教えられないじゃん!!」と来た意味ないも同然と肩を落とす朋。それを見ていたAはずっと疑問に思っていたことを口にする
『ねえ、そのリョーマ様って誰なの?朋ちゃんの憧れの人?』
「そうなんです!!クールでかっこよくてテニスも1年なのに強豪、青学のレギュラーで帰国子女だから国語が苦手だと思って勉強してきたんですけど…あ、桜乃も好きなんです」
そう言った朋の目線の先には顔を赤くした桜乃が「そ、そんなんじゃないよ」と必死に顔を横に振っていた
『やっぱりテニス部には顔立ちが良いやつしかいないのか、うちのとこのテニス部も目立つやつが多くて。杏ちゃんもテニス部と関わってるんだよね?やっぱり人気者?』
「なんだかんだでそうだと思います。みんな優しくて」
『良いねえ私も少し優しくされたいというか私に助けを求めないでほしい…なんだろう。私以外みんな女子してる…』
年をとったなと実感したAだったが、その瞑想は長く続かなかった。ドアが開いたのだ。
「A四天宝寺のメンバーそろっとるんやけどお前も来るか?」
『え、何で集まってんの』
「金太郎が探検やって千歳と一緒に行こうとしたところを白石がみつけてな」
『その金太郎って子は知らないけど白石に感謝しよう。千歳はどこか抜けてるから。まぁ行こうかな?問題起こされても怖いし』
女子との和気藹々とした会話から抜け、謙也と二人でみんなが待っている場所へと向かう。
『でも何で私?いなくても石田と財前君や小石川がいるでしょ』
「小春とユウジも暴れ出してな。てか俺と白石もまともだと思うんやけど」
『いや、謙也へたれだし白石も包帯して微笑んでるだけだから』
「泣くで?俺ら」
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山下後輩(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» 原哲也ですか!!高校生組でも出せそうですね!!でもちょっと笑ってしまいました。小説は厳しいですがキリがついたら番外編で出したいと思いますね! (2017年11月4日 20時) (レス) id: d71824c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 原哲也(ハラテツ)の小説も書いて欲しいです (2017年11月4日 19時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
マオ(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます!家庭事情により更新がものすごく遅くなりますが頑張っていきたいと思います!! (2017年6月6日 0時) (レス) id: 9f003b2981 (このIDを非表示/違反報告)
有馬 - すっごい面白いです!!!更新がんばってくださいね^ - ^ (2017年5月20日 22時) (レス) id: a61dc9da8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山下後輩(マオ) x他1人 | 作成日時:2017年4月5日 20時