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23、それぞれの昼休み ページ24
アランside
ピアノを聴かせてくれる
という約束をしてから
数日が経ったけど、
いつ開催するんだ？？
あれから、やっぱり凛空は
関汰が、きららちゃんのところへ行くと
トイレだったり、図書室だったり、
何かしら理由をつけて離れる。
なんで？と理由を聞くのは簡単だけど
聞いて良いことなのか、どうなのか…と
二の足を踏んでしまう。
なんとなく、簡単に
踏み入れて良い領域じゃない気がして…
そんな感じで、それぞれが、
それぞれの昼休みを過ごしていたら
｢ビッグニュース！！！｣
と、物凄い勢いでクラスの男子が
教室に飛び込んできた。
教室にいた人、廊下にいた人が
彼らに注目する。
｢うちのクラスの担任の先生、
結婚するんだってー！！！！！｣
｢え？ほんと？｣
｢誰と結婚すんの？｣
｢さぁ？｣
と、微妙に情報が足りない状態で
クラスから、廊下、他学年へと
噂が広まるのが目に見えてわかった。
まぁ、うちの担任の先生、
可愛いし、優しいからなぁ。
結婚しても不思議はない。
｢きららちゃん？｣
｢少し、用事があるので｣
って関汰と話してたはずの、きららちゃんが
何故かカバンを持って教室を出て行った。
｢どうしたんだろ？｣
｢さぁ？｣
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